【免疫】
生体が疾病、特に感染症に対して抵抗力を獲得する現象。
自己と非自己とを識別し、非自己から自己を守る機構で、脊椎動物で特に発達。
微生物などの異種の高分子(抗原)の体内への侵入に対してリンパ球・マクロファージなどが働いて特異的な抗体を形成し、抗原の作用を排除・抑制する。
今、
私の身体の中では激しい戦いが繰り広げられており、
この止めどなく出る鼻水は
戦死した味方や敵の残骸である。
ありがたや。
ありがたや。
人間には免疫機能が付いている。
それは、
人間関係にもあるという。
このタイプは苦手。
この年代は苦手。
男性が苦手。
女性が苦手。
そう思うのは、
未だ免疫が出来ていないから。
もしくは、
以前にひどい症状が出た経験があるため。
免疫が出来ていない
未知の病原菌には、
近付かない方が身のため。
であるし、
ひどい症状におかされた経験があれば、
警戒するのはなおさらである。
それが、
苦手意識に繋がる。
免疫機能が活発に働くのは、
幼少期。
幼少期に
沢山の人と関われるかどうかが鍵となる。
お爺ちゃん、
お婆ちゃん、
父親、
母親、
兄弟、
姉妹、
近所の人。
毎日顔を合わせ、
生活を共にする事で免疫機能が働く。
そして、
その方達を基準として、
こいつは安全なのか、
こいつは危険ではないか。
判断していく。
私の場合、
4人兄弟の末っ子である。
姉が一人、兄が二人。
年齢差は13、11、10。
一緒に生活をしていると、
何が嫌いで、
何が好きか、
どういう考え方をして、
どうやって成長していったか。
意識せずとも自ずと知ることとなる。
苦手意識というのは、
相手が未知であるからそう思う。
何を考えているか分からないから、
警戒してしまうのである。
ちなみにダーリンは、
10歳年上。
初デートの時の無言の時間。
気にならなかったのは免疫があったから。
そう思う。
初デートはドライブ。
何処かへ寄る事もなく、
ただひたすら
市内をぐるぐる回って、
ほとんど話すこともなく
(今思えば無口なダーにしては喋ってたけど)
解散。
今までの私であれば、
次は無い。
が、
免疫機能が知っていたんでしょうね。
こいつは危険では無いと。
偉大なり免疫機能。
ありがたや。
ありがたや。
鼻水ティッシュの山を見て、
幸せを感じる今日この頃。