女性は家の影響を受けやすい。
そんな話を聞いた。
ら、
頭の中でこの言葉が浮かんだ。
安物買いのくたびれ儲け
正しくは、
安物買いの銭失い:
値段の安い物は安いなりに質が悪く、すぐ壊れてしまったり、使いにくかったりなどして買い替える羽目になり、結局は高くついて損をするということ。
骨折り損のくたびれ儲け:
苦労したのに何のかいもなく、ただくたびれただけの徒労に終わること。
である。
いつの頃からか、
頭の中で混ざっていたらしい。
ちなみにここからは、
『天の声』(ちょい怖)でチラッと書いた姉の話である。
姉が新居を購入してしばらくしてから、
ああなっていたのだが、
家を買う経緯があった。
その家は、中古だった。
新築同然。
なのに安い。
偶然にも売り主が、
姉の旦那様と同じ会社の方。
新築を建てたものの、
殆どその家では生活をせず、離婚と相成った。
しばらく前から売りに出していたのだが、
買い手が付かない。
だから値段を下げたのだという。
姉夫婦からしてみれば、ラッキーであった。
旦那様の職場に近く、
念願のマイホーム。
新築同然。
しかもお安い。
買い悩む理由が無い。
そして倹約家の姉は、
普通なら不動産に任せる諸処の面倒な手続きを自分でした。
自分で調べ、
何度も役所に足を運んだ。
手数料を浮かせるために。
姉はしっかり者であった。
なんとなくで流されがちの私とは違い、
どんな相手にも立ち向かえる人であった。
世間が何と言おうと、
「私」は「私」だという、
強い人であった。
あの家に越して間も無く、
姉に電話をしたのだが
「一人で家にいるとなんか怖い」
そう言っていた。
引っ越すまではあんなに楽しみだって言ってて、
苦労してやっと手に入れた新居なのに、
変なこと言ってる。
姉にしては珍しく弱気やな~。
とは思ったが、
姉が
「今までが狭いマンションだったから
きっと広くて戸惑ってるんだと思う。」
とも言っていたので、
慣れ親しんだ場所から引越したら、
そりゃ
ちょっぴりナーバスになっても仕方ないわな。
その時はそう思った。
が、
姉がああなったのは、
もしかすると
家に原因があるのかもしれない。
姉の病気は、
薬を飲み続けないとまた出る。
今までに数回、
ぶり返し、入院。
相場よりグッと安い家を、
駆け回って購入し、
病気に。
これは、
安物買いのくたびれ儲け
これに違いない。
安い物には安い理由がある。
皆様ご注意を。
何かしらのオマケが付いて来るかもしれません。