授業中。
不覚にも眠りに落ちた。


頬杖をついたままであった。


ちなみに
私は口が緩い。

気付くと
軽く開いてたりする。


眠りに落ちたついでに、
口からも
ツツーっと落ちた。


粘度の高い液体。

幸い
机にたどり着く前に
目覚めたのだが、

止める術がない。


教科書の上に
ベターーーーー。

慌てて袖口で
びょーーーーー。



視線を上げたら、

先生と
バチッ。


心無しか
目が笑っていた…


頬杖を付くのは、
私の癖である。

その度に
ふわっと広がる
袖口の香り。



次からは
タオル常備しよ。