鏡とは、
忠実に自分の姿を映すモノである。


毎日、
朝起きて顔を見る。


今日も、
うたた寝をした後、
鏡をみた。

学校へ行く前であった。


この鏡に映った冴えない女は誰だ。

一年半ほど前までは、
スッピンで外に出た事は無かった。


出掛ける前の1時間は
必ず、
鏡の前で自分の顔を眺めていた。


顔を作り、
髪をいじる。

それが日課であった。


今はどうだ。


顔を作るどころか、
顔を洗い、
髪を引っ詰めたら
平気で外に出る。



気が弛んでいる。

体が弛み出したのも
その頃からではないか。


同居人と付き合いだして、
安心しきっている。

自分が女であることを、
忘れていたのではないか。



このままではいけない。

年齢も
三十路街道まっしぐら
である。


ウッカリしていると、
気が付けば婆。
やっべえ。



つれづれなるままに-070911_1906~0001001.jpg

今では見る影も無いが…
昔は可愛かった。

右斜め上マジック。


同一人物であるとは
本人でさえ信じられ無い。



本日、
女であったことを思い出した。

戻れるよう努力します。