同僚の赤ちゃんと遊ばせてもらった。
赤ちゃんは無条件で可愛いものだ。


赤ちゃんには、
『お気に入り』がある。


毛布。
ぬいぐるみ。
おしゃぶり。


コレが無いとなかなか眠れない。
落ち着かない。


そんな物があった人は私だけでは無いだろう。

ちなみに私の場合は、
青い毛布であった。

さすがに今は、
『あの毛布が無いと寝れない』なんてことは無いが…


気付いてしまった。


私の鞄の中には、
いつも読みかけの本が入っている。

かといって、
隙を見つけて読むわけでもない。

ただ、持っている。



ほとんどの読書は自宅。

にも関わらず、

本を持ち歩く。


もちろん、重い。


無駄なのは充分に承知しているのだが、持ち歩くことを止めない。


何故か。


私の両親は、
読書が趣味である。

二人にとっての本は、
贅沢品であり、
嗜好品である。

よって、私の実家には
至る所に捨てるに捨てられない本達が沢山いる。


本棚は廊下まで進出し、
最近では倉庫にも収まりきらなくなっている。


そんなこんなで、
子供の頃から本に囲まれて生活をしていた。



要は、
お気に入りの毛布や
おしゃぶりと一緒。


持っているだけで、
落ち着くのである。


青い毛布が本に変わっただけ。



成長してないなぁ…


バブー。