百獣の王ライオンは、

自分の胃袋が満たされていれば、
目の前に子供のシマウマが居ても襲わない。


無駄な殺生はしないのである。


肉食獣であるライオンが、
狩りをしてまず始めに食べるのは、
草が入っている内臓。


自分では消化酵素を持っていないので、
消化酵素ごと草を食べるのだ。

自分には何が必要なのかを本能的に知っているのである。


人間は雑食である。
草(野菜)を食べ、
果実を食べ、
肉を食べる。


たとえお腹が空いていなくとも、
時間になると狩り(食事)をする。
そして口に美味しいと思うものを選んで摂取する。

選り好みする。



感覚が鈍くなっているのではないかと思う。


実際に、
私の空腹感は『何となく』である。

何かに気をとられていると、空腹感を忘れていたりする。
気付けば1日、何も食べてなかった。
なんて日もあった。


また、
満腹感も『何となく』である。

お腹は一杯である気はするのに、
目の前に食べ物があると無意識に口に運ぶ。

ダラダラ食い。


一日三食にこだわる必要は無いはずである。

もの凄くお腹が空いた時に食べる。

自然界とはそういうものだ。



つい先ほど、

普段はケツを叩かないとなかなか腰を上げない同居人が、
素早い動きで狩りへ出掛けた。

お腹が空いている時の彼の動きは、いつもの3倍は早い。



今日の獲物は

モス。


無駄な殺生には反対なので…

頂きま~す。