小学生の頃から、
社会科が大の苦手であった。

特に歴史。


授業中はただひたすら宇宙と交信していた。



今朝方、
提出レポートのための人物調べをしていた時に、

ふと

私が中学生の時、
歴史の先生が言った言葉が思い出された。


『歴史はなあ、本当は面白いんやぞ。
僕はこんな面白く無いこと教えたく無いんや。』

毎回、クラスの大半が船を漕いでいた授業であった。

極めて面白く無い授業だということを、自覚していたらしい。


帰国子女の友人も言っていた。
『日本の歴史は面白く無い』と。

アメリカでは、
一つの出来事にしても
そうなった経緯、理由、人物の関わり合いなど深く学ぶ。
だから楽しかったと。


歴史の長さの違いもあるとは思う。
アメリカは日本に比べて歴史が短い国である。


先生の言い分も分かる。

限られた時間数で教科書の内容を全て教えなければならないため、
一つの出来事に関して深く掘り下げることは無理だったのであろう。


それならば、

教科書の歴史を教えることより、
教科書に書いていない歴史の楽しさ、楽しみ方を
教えれば良かったのではないか。


教科書に載っていることは、教科書を読めば分かる。

自分が歴史の何が好きで、誰がどう好きなのか。

熱く語る人の話は、
耳に残るものである。

また、
人は自分の興味をもったことに対して、
労力を惜しまないものである。


最近、歴史が面白い。

子供の頃にもっとしていたら良かったと悔やまれる。


ちなみに。

調べる事が楽しい。
脱線に次ぐ脱線である。

レポートは…
進む筈がない。