肝試し繋がりである。


肝試しには歴史がある。
その名の通りであるが、
肝を試すためのものである。


平安時代には、
愛を勝ち取るために
肝試しをしに行き、
ウッカリと魑魅魍魎に食べられてしまった人もいる。


江戸時代。
武士の家では、
夜に幼い子供を一人で
罪人の晒し首の所へ行かせたりしていたらしい。

どんなことが起こっても冷静に対処が出来るよう。
度胸を付けさせる為の、肝試し。


超スパルタ教育である。


恐怖に打ち勝つ精神力を身に付けること。
武士にとっては必要なことであった。


どんな事にも冷静に対処する力は、
武士だけでなく
現在の日本人にも必要なことでは無いだろうか。


感情というものは、
どこからともなく湧き上がってくる。

恐怖。
怒り。
悲しみ。
笑い。


そして
湧き上がると、抑えるのが難しい。


笑ってはいけない時に、湧き上がって来る笑い。
抵抗すると、
更に激しくなる。


以前お世話になった
不動産の担当者の方の鼻の左右。
2本と3本のチラリズム。


苦しい戦いであった。


何事にも冷静に対処出来る度胸。

手に入れたいものである。