時間とは流れていくものだと思っていた。
が。
たまに止まる。
久々に友人から連絡があった。
以前勤めていた会社の同僚である。
彼女は繊細な質で、
不幸が好きな子である。
つまり、
被害者意識が強い。
会社で
合わない人がいて、
嫌がらせを受け、
鬱病と診断された。
彼女の話しを聞き、
初めは同情していた。
しかし
よくよく聞いてみると、
それって、
お互い様じゃん。
な理由。
それを
『あの人が嫌がらせするから、鬱病になった』
と外部の会社にまで言いふらし、
結局、
"あの人"は会社を辞めてしまった。
友人は自分が追い出したという自覚は無い。
7年以上前のことである。
久々に話したら、
まだ当時と同じ話。
タイムスリップしたのかと錯覚してしまう。
既にその会社は潰れ、
友人は違う会社に勤めているにも関わらず。
である。
その頃から付き合っている彼に対しての悩み。
そんなに嫌で、そんなに悩むなら別れちゃえよ。
と、毎回言うのだが。
相変わらずである。
どうにかして彼女の時を進めてあげたいのだが、
聞く耳を持っていない。
「そうだけど…」
が彼女の口癖である。
そして
水戸黄門の印籠のごとく
「鬱病」を振りかざす。
私は彼女が病気を理由に逃げているとしか思えない。
私の姉も心の病にかかっていた。
姉は必死で戦っていたし、とても苦しんでいたのを知っている。
だからこそ
腹立たしく思う。
自分の殻から出ようとしないのは勝手である。
同情してとばかりに、
不幸話をするのをやめたらいいのに。
狭い世界で、
同じ人達だけと付き合っていると
時間は止まる。
思考が止まるのである。
思考を止めないためには
刺激が必要である。
新しいことを始める。
これに尽きる。
感動。
驚き。
発見。
ワクワク。
ドキドキ。
こういうものが
人を大きく変える。
人を大きく成長させる。
最近、ワクワクしてないなぁ…
横には成長してるんだけど。