人の体を触る仕事をしている。

最近ちまたに溢れる
セラピストである。

耳障りはいいが、
肉体労働である。



お客様との話。


『よく凝ってらっしゃいましたね。
何かお疲れになることされたんですか?』

『特に何もしてないんですが、
疲れるんですよ』

こんな人がよく居る。


何もしてなくて
疲れるのは

動かなすぎで
ダルいだけですやん。

運動しろよ。
疲れるほど仕事しろよ。



心の中では思いつつ…


『日々のストレスで、
体にお疲れが溜まってるんですね。』

とねぎらう。


ストレス。
便利な言葉である。


そもそも何のことを
ストレスと呼ぶのか。


ストレス〈stress〉
①外からの刺激で体内に発生するひずみ。
②語勢。強さのアクセント。


体調を崩すこと自体が、
ストレスのようだ。


暑くても
寒くても

ストレスになる。



重力も体にとっては
ストレスである。

無重力空間に
(重力ストレス無し)
長時間いた宇宙飛行士が
地球に戻れば
立てなくなる。


人間は
ストレスがないと
抵抗する力が無くなる。


生きていけなくなるのである。



強いストレスは
人間を強くする。


筋トレでも同じである。

ストレスをかけて
筋トレすると
より強い筋肉が作られる。


人間は
過酷な状況にも柔軟に
適応できる能力がある。


逆に、
怠惰な生活にも柔軟に
適応する。



最近
体調を崩すことが多い。


原因はストレス。


休むのがいいのか、
立ち向かうのがいいか。





…迷わず休みます。