覚えていますか?・・・その3 | チェリーのブログ

チェリーのブログ

こんにちは
7月には日本語教師の講座を卒業!
10月からは日本語教師デビュー!!!
日々、日本語に関するあれこれを綴ります。

お久しぶりです。


ちょっと実家に帰ってましたにひひ



さて、

今日の問題ですドキドキ



下の文から始まる作品の名前と作者は?



いつれの御時にか


女御、更衣あまたさふらひ給けるなかに


いとやむことなききはにはあらぬか


すくれてときめき給ふありけり。


                      ダウン

               正解は!


              『源氏物語』


              紫式部です。



「やむことなし」=「やんごとなし」


これは身分・地位などが極めて高い。とか、高貴である。

とういう意味でした。


文中では


「やむことなききは(際)にはあらぬ」 


「~にはあらぬ」で否定しているので、


身分がきわめて高い御方ではない


という意味になります。




このあまり身分の高い御方ではない(桐壷の更衣)は、帝の寵愛を一身に受け、子を身ごもったことで、大后を始め、他の妃たちにいじめられ、男児(光源氏)を産んだ後、3年ほどで死んでいます。


いじめ、妬み、嫉妬というのはいつの時代もあるんですねぇ・・・



「大した身分でもないのに、帝のご寵愛を賜るなんて!!!」


「そうよ、そうよ、いったいあの女のどこがいいの(`×´)?」


なーんて話していたんでしょうか(@_@)・・・



今からほぼ千年前の1008年、平安時代中期に書かれた、

この長編物語小説は、今でも、たくさんの人々を魅了し続けています。




おまけ(^ε^)♪


そういえば、「涙で枕が浮く

なんていう表現がありましたよね!

どんだけ泣いたら気が済むんでしょうか???