建物の中はお香の匂いが立ち込めています。

数人のお坊さんが一斉にお経を唱えています。

目の前には全長60センチほどの小さな仏像が高い場所に鎮座していました。

とても小さな仏像です。


さっきまで、目がくらむほどの日差しだったのに、

ここは打って変わって薄暗く、とても神聖な空気が漂っています。

人々が正座して座る中、私も正座をしてすわり。

全身に鳥肌が立っていました。

原因はわかりませんが涙が溢れてきそうになり、こらえるのに必死でした。

魂の記憶でもよみがえったのでしょうか?

私は、ひたすら魂が抜けたようになり、仏様に心の中で話しかけました。

「どうか、私を使ってください。私を、あなたの好きなように使ってください。」

と言ったのを覚えています。

自分の中の我がなくなったのかもしれません。

そこにずっといたかったのですが、その場を離れました。

「は~、心を入れ替えよう。」

と思いました。そんな矢先、

絵葉書を売っている販売員のおばちゃんの態度にイラ!!ときました。

ははは。

現実の世界で仏の心は長持ちしませんでしたとさ。