少し前のテレビドラマですが、「カルテット」は本当にハマりました。
それぞれのキャラクターに現実味がすごくあるようで、ないようで…何とも魅力的です。


カルテットドーナツホールのメンバーは、それぞれの発言だけでも、“こういう事言う人いるよなー”とか、“確かにこういう細かい事が気になる!”とか興味津々なやり取りが多くて、物語全体はミステリアス感に満ちた、ほんの少しの恐怖さえ感じるサスペンスストーリーなのに、4人のやり取りからはほのぼのと淡々とした日常的な人間ドラマにも感じられて、本当に何とも不思議な世界観で魅力的なドラマです。


ドーナツホールメンバーを演じる、松たか子さん・満島ひかりさん・高橋一生さん・松田龍平さん、本当に最高だと思いました。


そして、周囲を支えるメンバーもそれぞれが魅力的で、吉岡里帆さん演じる有朱ちゃんなんかは、現実味がありつつもわざとらしさ…というか、キャラ設定が濃ゆすぎ…というか、それでも現実の女性の心の腹黒さが前面に押し出されるとこういうキャラ設定になるのか…というか、良い意味で魅力たっぷりで、活躍ぶりを楽しませて頂きました。


そして、このドラマをさらに引き立てているのは、やっぱり椎名林檎さんの主題歌「おとなの掟」と椎名林檎さんの歌と合わせてフェイクで歌うドーナツホールのメンバーのエンドロールだと思います。


ドラマ全体のテーマが“本当に嘘をついているのは誰なのか”という部分に焦点が当たっていますが、その嘘を大人らしく静かに心に秘めて、でも嘲笑い諦めに満ちた表情で歌う松たか子さんや満島ひかりがたまりません。


まずはこのエンドロールからでもお勧めしたいドラマです。


音楽に詳しい方はもちろん、そうでない方でも、ドーナツホールのカルテットに心奪われてしまうと思います。