暮れ行く秋の晩。


秋になるとかぐや姫を思い出す。


かぐや姫は三月で成人し、
満月の夜月へ帰った。


かぐや姫は毎晩のように泣いていたが本当に帰りたかったのだろうか?


また何を求め地球に降り立ったのか?


僕は思うに地球へ誰かを探しに降ったが、
探し人いなかった。

叶わぬ恋を追って。


真実はわからないけれど、
たった3ヶ月で何かを求め成し遂げたかったと思える。


今宵、雲に隠された月明かりは何を思うのか?