アメリカの女優クリシェル・スタウスさん43歳が、過去に豊胸手術したインプラントが破裂した、というニュースを拝見しました。

 
はい、わたくしも28歳の時に豊胸手術を受けました。
 
姉や従姉妹たちは豊乳なのに、私はBカップの貧乳。痩せていたせいもありますけど、やはり身内の中では小さかった。うちの身内、実母以外は巨乳ですから。
 
当時、FYTTEという、美容やダイエットの雑誌があったのです(いま調べたらWEBでは残ってるみたい)。
 
ちょうどその頃、私は新卒で入った会社を辞めて、時間があった。お金も少しだけあった。旦那も単身赴任していて不在だった。
 
FYTTEには、某美容外科が行う豊胸手術のルポが載っていた。
いま思えばただの記事広告なんでしょうけど、それを見たわたくしは、タイミングが合った事もあり、早速その美容外科に行ってカウンセリングを受け、手術日程を決めました。
 
20年以上前ですから、生理食塩水のはいったシリコンバッグを、大胸筋下に入れるという術式。
書きながら思い出しましたけど、飯島愛さんもきっと同じですよね。あの方は痩せすぎの胸にインプラントだったから、テニスボールみたいにくっきりしたバストでした。飯島愛さん…いい人ほど早く亡くなってしまうのね。
 
オペは夕方から始まり、一泊入院でした。麻酔科の先生も来ていたから、全身麻酔だったのでしょう。
脇の下を5センチぐらい切開して、インプラントを入れました。
食塩水の量は、ドクターいわく200CCとのこと。
 
豊胸したバストは包帯でグルグル巻きにされ、クリニックに一泊して電車で帰ったのですが、山手線の椅子に腰掛けながら、手術箇所がなんとも言えぬ痛み。疼く疼く。ジンジンの最強バージョン。痛い痛い痛い、横になりたい!
帰宅して包帯を取ったらいくぶんラクになった。
 
脇の下の縫合部分には、傷が動かないようテープを貼られていました。貼りっぱなし。
 
それで、インプラントを入れた胸を見たんですが、右は形が自然なのに、左の位置がおかしい。上にズレている。剥離部分を誤ったんだきっと。
 
明日が抜糸!という日に、私は脇の下の傷が気になって、勝手にテープをめくってみた。
そうしましたら、まったく傷跡が分からなくなっていた!これには感動しました。
 
抜糸の日に、ドクターに
「左の位置が上だ」
と伝えたところ、肌の上から両手でグイグイっとインプラントを下に動かすような施術をされましたけど、
「そんなんで位置が変わるわけないじゃん」
と醒めた目で見ていたわたくし。
 
当然ですが、位置はずっとそのまま。
左右で微妙に位置がズレていた。
それでもバストにコンプレックスがあった私は、豊胸できて嬉しかった。
 
嬉しかったけど、やっぱり「なんか入ってる」という違和感があったな。
特に、位置がおかしかった左胸が、たまにジンジンという感覚。
激痛ではないけど、なんかインプラントに、皮膚が押されているような感覚があった。
 
私がインプラントを入れてから何年か経ち、いろんな材質が出ては消えました。
CMCというフランス製のバッグは、中身が漏れ出したりして大変だったみたい。
今はいろいろ、よさげな材質が出ているようですが、でも、アクアフィリング は本当に危険らしい。
アクアフィリング、散々youtubeなんかで医師たちが「危険だ」とか言ってるのに、未だに取り扱ってるクリニックがあって、恐ろしいって思う。
 
そして私は
ちょうど10年経った38歳の時に、シリコンバッグを抜きました。抜いてサッパリした!
シリコンバッグを入れたこと、後悔はしていない。その時やりたいことをやっただけ。
 
私が豊胸したのは、神田美容外科というクリニックです。
いまHPみたら、私にオペした征◯野院長、現役だわ。
今は神田美容外科形成外科医院という名前で、コラーゲンやヒアルなど注入に特化したっぽい雰囲気になってました。
 
FYTTEの記事広告掲載料はいくらだったか知りませんが、こんなバカ野郎がホイホイOPEを受けに来たんだから、あっという間に回収したでしょうね。当時の豊胸料金は、確か100万ぐらいだったと記憶しております。