とにかくライブ用の歌い方と
レコーディング用の歌い方とはちがう。
彼女はLive中心の活動をしてきたようなので、
Live用の歌い方や考え方が身についている。
レコーディングの場合、何度でも録り直せるし、
パートごとに別録りもできる。
それにヘッドフォン・モニターだから
基本ハウリングはない。
Liveとは考え方というか、取り組み方を
変えた方が多彩な歌が録れて良い。
この曲はAメロ、Bメロ、サビの
3部構成+Dメロ。
特にサビを盛り上げることを意図すると、
Bメロは雰囲気を変えたい。
さらに「箸休め」的なパートのDメロは
もっと違う表情をつけたい。
つまり、
腹式発声の基本要素にこだわって
1曲通しておなじ歌い方、同じ発声になると
つまらない歌、曲になってしまう。
腹式発声を無視してでも、
多彩な表情をつくったほうが良い。
反対に、1曲通して歌うことの
一体感というか、空気感、緊張感みたいな
要素を重要視する考えというか
こだわりもある。
そのへんのさじ加減が
創作のおもしろいところかな・・・