4歳で母親を

14歳でうつ病と闘った祖母を

失ってしまったこの私。




私自身も 15歳の時

うつ病を患うことになったけど

その辺りには

私には

心から帰宅したいと思える

場所も

居場所も

この世のどこにも無くなりました。




自分に明日はいらないし

いつかの未来も必要ないし

行き止まりで停まることも

自分の命が消えることも

例えば悲惨な最後を迎えたとしても

どうでもいいって思ってました。




それはなぜか?

答えるならば……




この世の中に
私の帰宅を待っている人は
一人もいないしどこにもいない


そんな風に思っていたからです。




そんな気持ちを抱きながら

仕方なく生きていた時は流れて

私が築き上げた家族の形は変容し

結婚をして

夫が出来て

子宝にも恵まれて

いつのまにか

過去に抱いた気持ちも消え失せました。




そして現在の私には

誰より私の帰宅を楽しみにしている命が

ケージの中で待っています。




2018/10/7より家族となった

デグーのあおいの存在は大きくて

日々の私に癒しと笑顔を届けてくれます。




網戸とガラスの間で外の景色を楽しんだり




風邪の吹き抜けるカーテンを楽しんだり




木の枝で羽を休める鳥を眺めたり




この子が私の帰宅を待っているから

最後まで責任をもって大切にしたいから

私は途中で

自分の命をやめられないし

今後もやめたくありません。




例え遠くに離れていても

今日も誰かが

あなたの帰りを待っている。




その自信が無くなったなら

私のように小さな家族を迎えることも

素敵なのかもしれません。




AYA