スポーツ幼稚園児。 | ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

私だけじゃない。あなただけじゃない。
みんなが笑顔でいられるために。前を向けるように。
情報を少しでも提供できたら。
みんなの共通点は「命」です。
さぁ、笑おう!

「おてんば」とか「やんちゃ」なんて言葉じゃ形容仕切れないまめ。


家から車で5分のところに、かの有名なスポーツ幼稚園があるので、そこに入れてやろうかと思うほど。

その幼稚園は、子供が産まれる前から予約しておかなければ入れない程の人気幼稚園で、卒園前に富士登山があるらしい(笑)




最近の、お風呂上がりのまめの定位置…。



おしとやかにピアノをたしなむような女の子になってほしいなんて母の夢虚しく…。

アクロバットピアニスト?

斬新ー。






まめパパは運動神経がかなり優れているらしい。(自称。私は信じていないけど。)




パパの武勇伝が真実ならば、まめをスポーツ幼稚園に行かせるのもありかななんて思ってみたり。


でも、そんな幼稚園に通わせてこれ以上ゴリゴリのスポーツ女子になられても、私がついていけないとビビってみたり。






とある日。



えみちゃんちのママ会に参加させてもらうためにバスを待っている私とまめの後ろから「お顔黒い!」という少年の声が。


反射的に、振り返った私の顔は「あ?!なんだ?!場合によっちゃ叱るぞ、コラ!!」な顔をしていたはず。


そこにいたのは胴着を着た少年が。


「なんでお顔のここ黒いの?」と素朴な疑問を私に投げ掛ける。

一緒にいたお母さんに「すみません」と謝られたけど「いえ、全然大丈夫です。あのね、この黒いのはアザなの。」というと、「アザ?アザが出来ちゃったの?」と聞かれ、「ううん、産まれた時からあるんだよ。」と教えてあげた。


その時のまめはというと、その少年のデイバッグに付けられているキーホルダーをギュンギュン引っ張ってちぎろうとしていた(笑)

あー、まめ!ダメダメ!こちらの方こそすみません!



その少年は小学1年生で、これからひとりでバスに乗り空手教室に行くところらしい。


「ねぇねぇ、一緒にお喋りしながら行こうよ。」と言われ、私は小1男子にナンパされた気分に(笑)




バスに乗ってすぐのひとり席が前後2席空いていたので、私はまめを膝の上に座らせて、少年にも座ってもらおうと思ったら「ダメ!あっちの隣同士に座れる席に行くよ!」と言われる。


マジで?

私、ヘビーなまめと公園レーサー(乗り物玩具)連れてますけど?


東京のバスは、子供を抱っこした母親がまだ着席していなくても無情に急発車しやがる(泣)



小1空手少年は、私達をぐいぐいリードしてくれ、トークも途切れることなく軽快で、「ねぇ君、将来まめのボーイフレンドになってくれない?」とお願いしそうになった。


どこの小学校に通っているのか聞くと、私がまめを入れたいと思っている小学校で、卒園した幼稚園は、その有名スポーツ幼稚園だと言うではないか!


「あの幼稚園に通ってたの?!富士登山、どうだった?!?!」


「なかなか苦労したよ。」



…。

…そうか…。


君は、幼稚園でもう苦労を知ったのか…。



「でも、あの幼稚園はいいよ。行かせるのオススメするよ。」

と、「卒園の時に、幼稚園サイドから何か言われた?銭でも包まれた?」と疑いたくなるような、小1らしからぬ発言をいただく(笑)



礼儀正しいし、いい子だったな。


数日後、ららぽーとの隣の公園で、またそちらの有名スポーツ幼稚園に通っているお兄ちゃん集団に遭遇。


まめは、同年代や下の子と遊ぶより、年上のわんぱくお兄ちゃんにまみれて遊びたがる傾向があるので、その日もなかなかハードな遊具でアクティブ過ぎるほど活発に暴れているスポーツ幼稚園集団に負けじと参戦して行く。

(彼らはその幼稚園の体操服を着ているので一目瞭然。)

まず、公園の水道で水遊びしているお兄ちゃん達のところで大はしゃぎ。

「この水道で水遊びしちゃダメだよ!水出しすぎだから!止めて、止めて!」と注意しながら、まめを水しぶきから守りつつ、私も一緒に少年達とキャーキャー遊んでいると、遠くで井戸端会議に勤しんでおられた保護者の方が「す、すみません!」と慌てて謝りに来られた。


「あ、大丈夫です。ちゃんと注意しながら一緒に遊んでもらってるんで(笑)」


幼稚園から帰ってくる同じ体操服の少年が時間と共に増え、いつの間にかまめに付いている私がその集団の引率者状態に。

まめは、お兄ちゃん達に負けたくなくて、1歳児には120%、いや200%無理な遊具に果敢に挑戦し続けている。


中には、なんだかんだいってもまだ幼稚園児、自分でのぼった遊具からおりられなくなり「すみませ~ん、助けて(泣)」と、私に救助される子もいる。

ジャイアンもいて、横柄な態度で遊んでいると私にガツンと怒られる。

「邪魔だよ!」とまめがいる場所におりてきて、まめの手を踏むから「ちょっと、小さい子がいるんだから気を付けて!お兄ちゃんなんだから、小さい子に優しくしな!」と怒られると「すみません。」とちゃんと謝れる素直なジャイアン(笑)


お友達にも意地悪しているから「そんなこと言わない!」とまた私が怒ると「すみません。」(笑)


「あの子、幼稚園でもああなんだよ」とコソッと告げ口にくる子もいたり(笑)


途中参加で、まめの顔を見るなり「うっわ!顔、黒っっ!顔、くっろ!!!」と連発する少年がいた。


「ちょい、コラ、君。なに?その言い方。そんな言い方したらダメだよ。自分がさぁ、うっわ!顔、ブッサ!顔、ブッサ!!!って言われたらどう思うの?!そんな言い方しない!!!解った?!」(この表現が彼に伝わっているかは解らない。)


私は、腕を組み、仁王立ち(笑)

セルフイメージでは、完全にジャージに竹刀の私。

鬼教官(笑)



「まめちゃんのママ、こわい…。キレイなのに…。」


少年達の発言が聞こえたところで、

「おい、そこのお前ら、アイス買ってやる。」と思った(笑)

飴だ、飴!

飴ちゃん、いらんかね~!


おばちゃんのツボを心得た幼稚園児(笑)








これでいいんだ。

私は、ちゃんとまめを守れているはず。


まめは、お兄ちゃん達に遊んでもらっているもん。


みんな、優しくていい子だもん。







アリさん見たり。



砂場で遊んだり。



因みに、この日は何日目かの夏日。

朝からグズリまめのご機嫌とり抱っこでフラフラな私は、疲労困憊、目眩と頭痛がひどく、まめと笑顔でふれ合う余裕なし。



スタミナ不足だわ…。

すっぽん小町飲まなきゃ…。







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