母乳育児を希望しているお母さんは沢山います

でも、産院の方針によって指導もまちまちだし

指導のされ方によっても母乳育児の確立には差があるのも事実だと思います

うちの病院のように母乳に力を入れていない所もあるし

そういう場合自分で色々勉強しててもなかなかうまくいかない場合もあるし

退院してから適切な指導をしてもらいたいと思っても

どこに相談したらよいのかわからないまま

母乳を断念するお母さんがいっぱいいると思います


うちの病院は黄疸によっても、ちょっとした事でもすぐ母乳を止めてしまうので

ちょうどおっぱいが張ってきた2-3日頃ちょうど黄疸も上がってくるので

そこで止められてしまうとなかなか難しい…

搾乳やマッサージで対応するけど

自分で搾乳がうまくできなかったりするとおっぱいも軌道に乗ってこなかったり

実際赤ちゃんに吸わせ始めるとうまく吸えなかったり

ほとんど吸わせないまま退院していくと家ではなかなかうまくいかず


入院中黄疸だったと思うけど母乳禁でずっと搾乳してて

ほとんど吸わせないまま退院していったお母さんがいて

搾乳では100とか出ててかえって搾り過ぎないようにと指導するくらいだったのですが

1ヵ月後電話が来て

ストレスで円形脱毛症になって

実家に帰りたいけど飛行機に乗せても大丈夫か?

と言う電話でした

おっぱいはもう全くでなくなってしまって

完全ミルクでした


入院中赤ちゃんとほとんど同室してなくって

おっぱい指導もほとんどされてなかったし

ほとんど直接吸わせてなくって

家に帰って大変だっただろうなと

そしてどこに相談していいのかも分からないから

結局うまくいかなかったんだろうな


逆に入院中おっぱいが扁平で赤ちゃんは全然吸えなかったんだけど

フットボール抱き(ラグビー抱き)で介助して何とか吸えるって感じだったんだけど

帝王切開だったので2週間入院してて

私も担当だったので

けっこうついて練習させてて

退院する時も上手に吸えてはいなかったんだけど

一ヶ月検診できた時完全母乳になってて

うまく吸えるようになってました

お母さん的にもこのくらい頑張らせて吸わせてもいいんだ、といったものが

練習してる間に分かってきて

赤ちゃんに慣れて帰っていったせいかなと思うんですが


最初の一ヶ月って母乳育児の確立には重要な時期だと思うし

入院中教えてもらった事を実行していく場合が多いと思うので

入院中母乳を止められるとちょっときついなーと思い

そして止められたお母さんたちはなかなか退院後うまく行かないことが多く

心苦しいです

でもそれが方針なので仕方ないけど

そういうお母さんたちには退院後もフォローしていけるようになるといいかなぁと考えています


(今は黄疸で母乳を止めるところはほとんどないと思います。母乳性黄疸と言って母乳の子が黄疸が長引くということで昔は止めてたみたいですが逆に今は黄疸には初乳が有効、ということで早くから積極的に吸わせてるし、母乳性黄疸は問題ないといわれています)