先日、夫が『親知らず』を抜いた。
何年も虫歯のまま放っておかれた
その『親知らず』は
顎の骨に一部癒着している部分があって
顎の骨も削り取ることになった。
「顎の骨も少し削りますので…。」と
説明を受けた初診日から
抜歯までの一週間。
夫は、毎日ビビり続けていた。
夫は職場で、
同じような治療を受けた方から
麻酔をしていたにも関わらず
「目茶苦茶痛かった」という
自ら余計な情報を仕入れて来た。笑
私に毎日毎日、その話を繰り返しては
「痛いかなぁ。」
「どれぐらい痛いんだろぅ…。」と
すがるような目で私を見るので、
「私の時は何にも痛くなかったよ。
バリバリゴリゴリ、音が聞こえるだけだった。」
とだけ言っておいた。
実際のところ、
私が親知らずを抜いた時の話は
ちょっとだけ…悲惨なのだ。笑
20代前半の頃に
親知らずを全て抜いた。
痛みの記憶は全く無いけど、
抜いた後の、
ひと晩中血が止まらずに
一睡も出来なかったという
まさに『苦い』記憶だけが残っている。
口の中に血をためながら翌朝出勤。
出勤途中、駅のトイレで口の中を
綺麗にしながら、ヨレヨレになって到着。
当然喋ることが出来ないので
筆談で状況を説明して
仕事を抜け、改めて受診をした。
「受診したら直ぐ戻る」という私に
上司が
「こんな状態で無理しなくていいから
受診したらそのまま帰って休みなさい」と
言ってくれたのには、本当に助かった。
「抜歯の後は血餅が出来るから
血は自然に止まる。」という理由で
抜歯跡を縫合しないというのが、
その時の担当医の方針だったのだが…
私の状態を見て、
「夜、電話してくれたら良かったのに…」
と言い、
結局、縫うことになった。。。
…最初から、縫って欲しかったな

こんなとんでもない目に会ったことなんて…
怖がっている夫には言えない。笑
夫の抜歯後は、順調。(多分。)
昨日は、その消毒だった。
治療から帰って来た夫が、
あまりにも元気がなかったので
「今日は痛くなかったでしょ
」と

聞くと…
「シューーーッ!てされて、痛かった。
すごいしみた。もう、一番痛かった…。」と、
意外な落とし穴に、
ショックを隠しきれない様子だった。笑
⚠夫は53(もうすぐ54)歳です。。。
見た目も腫れているし、
痛みもあるだろうから可哀想ではあるけど、、、
安心したり、元気がなくなったり。
あからさまに心の内が分かるので
可笑しくて笑ってしまった。

今週末、痛みが無いようだったら
好きなものを食べさせてあげようと思う(笑)