妄想性人格障害
他人の動機を悪意のあるものと解釈するといった、広範な不信と疑い深さが成人期早期に始まり、種々の状況で明らかになる。
以下のうち4つ(またはそれ以上)によって示される。
1.十分な根拠もないのに、「他人が自分を利用する」、「自分に危害を加える」、
または「自分をだます」という疑いをもつ。
2.友人または仲間の誠実さや信頼を不当に疑い、それに心を奪われている。
3.情報が自分に不利に用いられるという根拠のない恐れのために、他人に秘密を打ち明けたがらない。
4.悪意のない言葉や出来事の中に、自分をけなす、または脅す意味が隠されていると読む。
5.恨みを抱き続ける。つまり、侮辱されたこと、傷つけられたこと、または軽蔑されたことを許さない。
6.自分の性格または評判に対して他人にはわからないような攻撃を感じ取り、すぐに怒って反応する、
または逆襲する。
7.配偶者または性的伴侶の貞節に対して、繰り返し道理にあわない疑念を持つ。
境界性人格障害の診断基準
診断基準では、以下9項目のうち5つ以上を満たすこととなっている。
1.見捨てられ不安
2.理想化とこき下ろしに特徴づけられる不安定な対人関係
3.同一性の障害
4.衝動性
5.自殺企図
6.感情不安定
7.慢性的な空虚感
8.怒りの制御の困難
9.一過性の妄想様観念/解離
自己愛性人格障害の診断基準
誇大な感覚、限りない空想、特別感、過剰な賞賛の渇求、特権意識、対人関係における相手の不当利用、共感の欠如、嫉妬、傲慢な態度のうち5つ以上が当てはまることで示されるとされている。
1.誇大な感覚
2.限りない空想
3.特別感
4.過剰な賞賛の渇求
5.特権意識
6.対人関係における相手の不当利用
7.共感の欠如
8.嫉妬または他人が自分に嫉妬していると思い込む。
9.傲慢な態度
5つ以上が当てはまると自己愛性人格障害の可能性がある。
自己愛性人格者の多くが自覚がないとされる。(失恋等の事象を)相手の所為にばかりすることもあり、他人の批判ばかりして自分を見ようとしないからである。このような人は多いが、とくにそれすらも考えようとしない、あるいは自覚があっても避ける傾向にあると自己愛性人格障害の可能性は高い。
境界性人格障害
境界性人格障害(BPD)は、不安定な自己-他者のイメージ、感情・思考の制御の障害、衝動的な自己破壊行為などによって特徴付けられる、思春期あるいは成人早期より生じる精神障害である。
境界例(境界性人格障害)になぜ「境界」(ボーダーライン)などという名前が付いたのかというと、最初のころ神経症と精神病の境界領域の症状を指して境界例と呼んでいたからです。しかし、今では境界性人格障害として一つの臨床単位となっています。症状は非常に多彩で、一見何の問題もないような人から、アダルト・チルドレンと言われるような症状や、リストカット(手首を切る自殺未遂)を繰り返すケースや、幻覚や妄想を伴って、まるで分裂病かと思われるような激しいものまであります。全体的には心の不安定さや急激に変化しやすい感情などが特徴です。
苦痛を回避する手段として、以下のようなさまざまなパターンがあります。
1.自暴自棄型
2.依存強化型
3.自己愛型
4.攻撃型
5.快楽型
6.引きこもり型
7.理想化型から分裂型
自己愛性人格障害
自己愛性人格障害(NPD)とは、ありのままの自分を愛せず、自分は優越的で素晴らしく特別で偉大な存在でなければならないと思い込む人格障害であるとされる。
が、過度に歪んだルールである内的規範が弱いケースであるため、精神病的に扱われる事もある。
自己愛性人格障害はどちらかと言うと男性に多い。
