そうだよな
お盆じゃなくたって

いつも
そばにいてくれる
って

いつも
思っている

いつも
思い出す

父と祖母のことを


辺りに
立ち込める

線香のかおり

ああぁ…
お盆だよね

みんな
帰ってきたね
早く
彼女に会いたい

ひとりでいると
悲しくなる

もの悲しさが
そばにいる

なんだろう…

こういう時は
家族があることへの

憧れに
似たような

羨ましく
思うような

ひとりでいることが
虚しいような

そんな思いたちが
混ざり合ったような

気持ちになる

やっぱり
私は
家族が

生活を共にする
形が
欲しいのかな

ずっと
どこかに
そんな思いが
隠れているんだな
きっと

外ではいつも
強がって
いるけれど


強がって
生きてきたな…

一度も
結婚したことがないとか
子どもを産んだことが
ないってこと

そんな私
そんな女性には

社会の
風当たりが
強い時代だったよ…