数寄と風流と(旧)

数寄と風流と(旧)

私自身が訪れた場所の
写真(インスタグラムです)と
映画やドラマや読んだ本、
博物館・美術館巡り、
そして訪れたお店
(主にインスタのフォローさん)の
感想が中心です。

好奇心旺盛で色々な場所を歩いて、色々な方に会うのが好きです。最近はインスタグラムにはまっています。趣味は映画鑑賞と博物館・美術館めぐりもちろんブラブラ歩くのが好きだから、ウォーキングです。グルメではないので食にはあまり興味がありません。ということに最近、お風呂にジックリつかりながら、自分を見つめ直していて気づきました。


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『名門水野家の復活-御曹司と婿養子が紡いだ100年』を読みました。

江戸幕府初代将軍・徳川家康の生母・お大の方(伝通院)の生家である

水野家の本家筋にあたる沼津藩主・水野家の草創の歩みを記した本です。

8代将軍・吉宗の時代に刃傷事件を起こし改易となった

水野家を継いだ忠友が将軍吉宗、老中・田沼意次の力も借りながら、

沼津藩主という大名として復活させる経緯。

加えて忠友の娘婿であり、老中首座として幕府中枢にまで上り詰めた

2代藩主・忠成(ただあきら)を中心に名門・水野家の復活を描いています。

忠友も忠成も後期の江戸幕府の政治の中心として活躍しますが、

それぞれ政治家としての矜持と哲学を持っていました。

そのことがよくわかる内容でした。

人の上に立つ者は下の者を粗末にしてはならない。

かつての日本社会は幕府も大名も商人も農民も、

そのことが徹底されていました。