小野寺史宜さん、著
小野寺さん。
人の大切なものを、丁寧に紡いでくださる。
心に響く一冊を書いてくださる。
読んだ後に、あー。読んで良かったなあ、と。思う、いつも。
今回も。とても良かった。
個人のお豆腐屋さんの話。
私の実家、3軒先に、お豆腐屋さんがありました。
お店をかまえて、店頭売りしてる訳ではなかったので、おろしていたのかなあ?
で、お豆腐、買ってきて。
と、お使いを頼まれて、ボールを持って、行く。
くださーい!と、玄関開けて声をかける。
すると、おばちゃんが、はーい、答えてくれて、
豆腐がたゆたう大きな入れ物に手を入れ。
掬い上げ、ボールに入れてくれました。
立方体の豆腐。
おそらく木綿。
おいしかったです。
それが、豆腐だなあ、私にとっての。
今でも、思い出す、あの立方体。
しっかりした豆腐。
そんな豆腐が食べたいのですが。
地元の豆腐屋さんは、娘の同級生の家なのだけど、廃業したので。買えない。
買いたいなあと、思います。
