突然ですがアイドルはトンチキソング歌ってなんぼだと思ってます。

友人Aの提唱したジャニーズ論によると、ジャニーズ楽曲の傾向はその活動年数及び知名度によっておおよそ三段階に分かれます。

第一にデビューしてから数年間の『トンチキ期』。
ふわっと音楽番組観てても「なんですって?」と思わずつっこまざるをえないインパクトのある歌詞や振りで、お茶の間の知名度上昇を狙う時期です。真面目なのか狙ってるのか判断しかねる絶妙なダサさ。そこにタレントの意思は一切介在しませんが、自身が今後生き残れるかどうかに関わる大切な時期ですので、タレントは楽曲に疑問を持とうが持つまいが与えられた仕事はありがたく受け止め全力で歌うしかありません。いわば傀儡です。照れは禁物。かわいそうです。だがそれがいい。

そしてある程度知名度が上がってくると『毒にも薬にもならない期』に入ります。
運命のドアの先に新たな世界が広がっていたり、夢や希望をポケットに詰めてぎゅっとしたり、めっちゃふわっとしてます。まぁいい感じのメロディとまぁいい感じのアレンジでそれなりに売れます。まぁいい感じなので好きな子たちが歌ってるとわりと楽しいのですが、あまり興味のない子たちが歌っているとほぼ印象に残らないのがこの時期の曲です。テレビでがんがん流れていようが、しばらくするとタイトルとメロディが一致しなくなります。

ついに殿堂入りレベルになってくると『アーティスト期』に入ります。
J-POPを代表するアーティストに曲を貰えます。歌いこなせるかどうかは問題ではなく、彼らが歌いかけることに意味があります。説教臭い歌詞が増えるのもこの時期の特徴です。

さてキスマイはというと現在『毒にも薬にもならない期』にいるというのが私の見解です。
新曲「Kiss魂」は、キスミントCMシリーズということで「SHE!HER!HER!」「キ・ス・ウ・マ・イ」からの超絶トンチキの流れを汲んでくれるのかと思いきや、おかしなのはタイトルばかりで楽曲はそれなりにまぁいい感じでした。バリエーションの多い振りと複雑なフォーメーションのダンスが好きで、すごく楽しかったのですが、いよいよトンチキ期を過ぎてしまったのだなぁと寂しい気持ちになります。
舞祭組ができたこともひとつの要因かなと思います。ユニットの方で存分にふざけているので、アイドル的なこともできるんやで、というところを見せる意味でわりとキスマイの方にかっこよさげな曲が与えられるのだと思います。

しかし私はたとえキスマイが有名アーティストに曲を提供されるようになったとしてもトンチキ期の曲たちを支持してゆきたいのだ…ということで、私が好きなキスマイのトンチキ歌詞をご紹介します。



◆上がってGO GO! 超盛ってPEACE PEACE! 《Everybody Go!》
キスマイのデビューが決定したのは2011年2月で、当初は5月にデビューすることが決まっていたのですが、東日本大震災の影響により8月に延期され、この曲も震災を受けて希望を与えるような歌詞になったということ。とりあえず、みんなこの時代のチャンピオン目指そうぜ~っていう曲なんですが、デビュー前のギラギラした雰囲気を継承してHow about you?調子どう?このまま今夜どう?とかチャラいこと言ってみたかと思えば、誤解されやすいけど俺たちもバカじゃないんだよと突然吐露してみたり、笑い声 風船に詰め込んで飛ばそうと急にメルヘンしたり、色んな要素が入ってて忙しいです。超盛ってPEACE PEACE!とは…?まったく意味がわかりません。盛られたPEACE…ハッ…見せかけの平和…?これは実は原発問題に大揺れの日本に投げかけられた社会的メッセージなのでは…?ほら、そのあとにヤバい時代なの?とか言ってるしさ。知らんけど。


◆She! Her! Her! She! Her! Her! She Her Her!《SHE!HER!HER!》
説明不要の代表トンチキソング。震災を受けての「Everybody Go!」「We never give up!」を経て3枚目でようやくトンチキ戦略に乗り出したって感じですね。


◆時代はfreedom 夢描いて 迷わずGo To!!しよう《アイノビート》
この曲はなんか、ノってきな!!テイクアチャンス!!勝ち取るさ愛のBEAT!! っていうもうすべてが抽象的すぎて結局何がしたいんだよ?っていう歌詞なんですけど、私はとにかく「Go To!!しよう」ってフレーズの語感が好きすぎて意味なく口に出したくなるんです。理由はわかりません。彼のSPEEDが歌った「今日は私のMy Graduation」を筆頭にアイドルソングの中には英語と日本を混ぜ込んだ不思議なフレーズがたくさんありますが、たまにものすごくクセになるのがあるんですよね。あと合いの手ラップが入る本当は裸んなって(コリャ騒動)全部さらけ出したい(マジ最高)ってとこも好きです。いや裸になられたら騒動だけどさ…大真面目に「コリャ騒動」って。ズコーなるわ。


◆Mucho! Coming! Coming! 君は果実 生粋のJuicy 溢れ出そう 《キ・ス・ウ・マ・イ~KISS YOUR MIND~》
いま改めて書き出してみてだいぶヤバい感じした。まずタイトルからして完全に頭おかしいですが歌詞の内容も頭おかしいしMVのコンセプトも頭おかしいです。もうどこからつっこんだらいいのかわかりませんが「キスの国の王子様なんです」って言われたら、うんそっかじゃあ仕方ないねって納得するほかない。


◆解放せよ第六感 愛の構造的欠陥に立ち向かう 《Luv Sick》
トンチキっていうか中二病ですよね。めちゃくちゃこじらせちゃってますよね。IkuzO(※行くぞ)とか…なんだよその表記。アレンジもメロディも好きだし、突き抜けた中二歌詞で大好きです。オタクが共感できるフレーズがいっぱいで汎用性があるのもお薦めポイント。
自分自身エスコートできない危険地帯へ(危険地帯へ)←沼にハマりそうな人に
ZenzeN 足りない そんなんじゃ足りない (前代未聞なくらい)溢れ出すエモーション←供給が少なくて辛い時に
解除したい キミのパスワード 攻略したい 絶対領域へ←考察厨に
Show×3 Show me your true love←わかったCD全種買うね
こ・こ・こ・こっちへおいでよ←わかった遠征するね


◆愛しい君の手に 熱く キス キス キス オン アイス 《ダイスキデス》
キスマイがフィギュアスケートをするというコンセプトのキスミントCM曲なので仕方ないっちゃ仕方ないんですけど、なんでオンアイスなんだよってどうしても言いたくなっちゃう。前にも書きましたが、80年代の少女漫画のような謎メルヘンな世界観で良い感じに飛べちゃう曲です。カタカナなところがミソですよね。歌詞におけるカタカナ表記のこじらせ感ってなんなんだろ。


◆神々が降りてくるよ トキメキウキウキ 神! COME ON! 神! COMING! 《Kis-My-Calling》
「神!」て。呼び捨てかよ。この曲に関しては前にも言及してるので説明は省きますが、ジュニア時代のデビューを目指してもがいていたキスマイちゃんたちが振り切ったテンションでゴキゲンに神頼みを唄ってるの、ものすごい狂気を感じる。こんなことを自分から言うのはアレですけど僕たちはなかなか心清らかで純朴な好青年です!って神に対して猛烈アピール。けなげだね。


◆みんなが東洋人の顔して西洋人の真似してキスの閉店セール 《S.O.KISS》
他を圧倒する最強トンチキフレーズがこちら。なんか悪い女に遊ばれて苦しむ系の歌詞なんですけど、意味がわからなすぎて置いてけぼり感がハンパない。もうこれは考えるな感じろってことですね。


以上好きなトンチキフレーズでした。
ジャニーズ界には「Wildも地球の裏側じゃMildになるよ」とか言い出すグループもいるくらいなので他にも私の知らないトンチキソングはたくさんあるんだろうな。
キスマイも白目剥くほどの変な歌詞の曲、まだ出してくれないかナー

先月はWリリースとそれにともなう怒濤の露出でどっぷりキスマイちゃんに浸かってたのが、突然ぷつりと供給が絶たれ今完全に干涸びてます。月曜23時のキスブサまだ慣れない。週の後半になにか楽しいやつがないと走れない5連勤走れない。
キスマイの供給が増えると他が手薄になってしまうのはわかっているので、閑散期のおとずれを感じとるや否や読書や映画鑑賞を生活にがつがつ詰め込んで、それなりに有意義に過ごしてはいるんですが、やっぱり「帰宅したらテレビでキスマイみれる」と思いながら起きる日は仕事に向かう足取りの軽さがちがいますね。なんだかいつもより化粧のノリも良い気がします。(2●歳/OL)

あーTAKE FIVE当たらないかなー当たったら少なくとも5月末までは走れるのにー