恋に落ちてしまいました。
※この話は土曜の夜の話。
ノンフィクションです
「プシュー…(電車の扉の閉まる音)」
(やった!座れる!)
荷物が重いうえに、日頃の運動不足のせいで足が痛くなってしまった私。
重い荷物を体にピタリとつけるようにして、座席にドシンッと座った。
(ふう~)
一息ついて、移動中クリア出来ないままのiPodのアプリを再開。
なかなかクリア出来ないので私の視線はiPodの液晶に釘付けでした。
(あー!解けない!もー!)
「ピカッ(携帯のランプが光る)」
iPodの液晶に釘付けの私はたまたま膝に乗せていただけの携帯のランプが光のに気がつきました。
(また迷惑メール?やだなぁ)
えっちなメールなんだろうな、と憂鬱な気分でも一応携帯をついつい見てしまいました。
移動中に家族や友達とメールしていたから、もしかしたら…と思ったのでしょう。
メールの受信BOXを開くと『家族』のフォルダにメール受信マークがついている。
(お姉ちゃんかな?)
『家族』のフォルダを開いた瞬間、私は驚きました。
「…っ!?」
声に出せない状態でも、表情は(゜Д゜)状態。
_______
From:兄
本文:
左
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(゜Д゜)?
私はまさかと思いつつゆっくり左を向くとそこにはっっっ!
兄!!!///
「ゥハッ!(*゜Д゜)」
ガチで声を上げてしまった私。
…にも関わらず兄は爽やかに照れながら手のひらをこちらに向けているではありませんか。
(じゅるり(*゜p゜))
しかも、そんな私と兄を見て周りの人達は二度見、三度見。
きっと、「お前らどうした」とでも思ったんですかね。
兄の隣にいた人なんて三度見ほどして兄をガン見してました。
(えっ!?あぅ~///)
萌えた。///
というか…。
またしても無駄に実の兄にときめいてしまった。///
不覚でした…。ぺろっ☆
私は冷静になれないままiPodはカバンに放って、兄のメールに返信することにしました。
(なんて送ろう…///)
なんて考えた時にはもう遅かったようで、既に三文字入力してました。
《惚れた》
「ピッ(送信)」
なんかもう直球で私らしいや、と送信してすぐ開き直りました。
(どんな顔するかな!ワクワク///)
観察を始めて30秒くらいしてから兄がスマホを眺めてクスッと笑ったので確信しました。
(おぬし、見たな)
兄はそのままスマホで何かしている様子でした。
そもそも兄は連絡は電話派でそうそうメールはしないから返信来ないかな~なんて淡い期待を持ちつつiPodのアプリを再開しました。
少ししたらまた兄からのメールを受信しました。
_______
From:兄
本文:
ワイルドだろぉ~(゜ロ゜)V
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私は普段ギャグひとつ言わない兄がスギちゃんのセリフを言うなんて思いもしなかったので不意をつかれました。
(ふふっくすくす)
と笑いをこらえたつもりが本当に言ってました。←
「ふふっくすくす」
もう私を見る乗車してるサラリーマン達やお姉さんは私を変人扱いしてたでしょう。その通りでしたから。
また私は返信しました。
《笑いこらえられない
》
必死に笑いをこらえて、何もなかったかのようにiPodのアプリを再開して冷静になろうとしました。
だがしかし終始にやけ面。顔面の筋肉が顔中でグニグニ頑張って真顔にしてくれていたり、緩んでたり…。
その筋肉のイメージを例えるなら、モノマネ王者コロッケさんの五木ひろしさんのロボットver.といったところでしょう。
また少しすると兄から返信が。
_______
From:兄
本文:
だが全力で腹痛いお(;´д`)
駅で15分位
してた
したら、じゅん(本名)に会ったq(^-^q)
うん命
を感じずにはいられない
…が腹が痛いから寝る(-_-)/~~~
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
兄は昔からすぐお腹壊すもんなぁ、と心配。
そして「うん命」はう●ちと運命をかけたくてあえて漢字の運命じゃないんだろうなぁ、と気付く。
そのまま兄は腕組みをして目を瞑ってしまったのでメールを送るのはやめました。
最寄り駅についてからは兄の乗ってきた自転車で二人乗りをして仲良く帰りました。
「重っっ!」って言われたけどね。
因みに「うん命」の読みは当たってたらしいです。
お兄ちゃんのことなら何でもわかっちゃうよ!
兄充じゅんでした。
—完—