ワールドマラソンチャレンジのまとめ
この大会は、南極、アフリカ、オーストラリア、アジア、ヨーロッパ、南アメリカ、北アメリカの7大陸でそれぞれフルマラソンを7日、168時間以内で完走しようという大会です。合計で約295キロを走ることになります。
第一戦は本当は南極でしたが、悪天候のために開催が1日延期したうえで、ケープタウンに変更なりました。風が強めでしたが、気候が良くて快適に走れました。まだこの時は今後のシビアさが分かりませんでした。
第二戦は南極。ケープタウンから5時間半のフライト。てっきり天候が回復したから南極に行けたのかと思ったらかなりの大荒れでした。視界が悪くて足先、指先が冷え切ってシビアなレースでした。てっきり2、3割は脱落するかと思いきや、リタイヤは殆どいませんでした。参加者の本気さを感じました。
第三戦はパース。フライトが長かったこともあって体がよく回復していました。気温もちょうど良くて快適に走れました。
第四戦はドバイ。夜間でしたがやや暑めでバテている人がいました。レース間のインターバルが短くて、体力が消耗していることを感じました。
第五戦はマドリード。ドバイから近くてあっという間に着きました。つまり殆ど疲れが取れていません。涼しくて走りやすかったですが、かなりペースが落ちてしまいました。
第六戦はフォルトレザ。過酷でした。気温35度、疲労マックスで体が良く動きませんでした。往復コースで他の参加者が頑張っているのをみるととても励みになりました。
第七戦はマイアミ。飛行機の時間が短めということもあって、全然休めませんでした。日の出前ということもあって、なんとか暑くなる前にゴールできました。タイムはダメダメでしたが、全てのレースで頑張れたと思いました。
飛行機ではグッスリ寝ることは出来ず、途中食事も挟むので1時間の睡眠を二回くらい取る感じでした。大会スタッフも参加者もみんなで目標に向かって頑張っていました。
私はレースが終わってから最終ランナーがゴールするまでの間、約2時間くらい自由時間を持てました。しかし、毎回6時間ほどかかる人はその分ゆっくりする間もなくて大変だったと思います。
本大会参加者でなんとなく自分の感じた傾向です
若くて仕事バリバリのサラリーマン
GAFAなどの巨大企業で働いてそうな人。中国人でアメリカで働いているチェンや、日本語ペラペラでミシュランのお寿司屋さんに詳しいオリビアは多分こんな感じだと思います。
会社の重役、経営者っぽい年配の方
本大会ではこのグループの人ばかりかと思ったらあまりそうではありませんでした。多分4、5人くらいかな。レース自体がシビアだからだと思います。
ユーチューバー的な人
寄付を集めてきた人がいました。寄付で参加したのに大半歩きで良いのかな、とか思いました。マラソン初心者がホノルルマラソンしているようなイメージ。確かにマラソン初心者がこの大会で完走したら凄そう。
プロランナー
クリスティーヌが印象的でした。彼女は本レースでとにかく強かった。自分の会社を作って従業員が何人かいるらしい。ヨーロッパではプロランナーがこれだけ事業として成功出来るのかと思いました。
眼科医
日本、セブ島の眼科医がいました。セブ島の人は本大会用オリジナルTシャツを作っていました。自分も以前UTMB参加にあたってオリジナルTシャツ作ったので、何か近いものを感じました。
皆さん素晴らしい人ばかりでした。年齢層で私位の人が多かったのも印象的でした。もっと英語がスムーズに出来たら、もっと深く交流できたのに。英語がうまくない割には頑張ってお話ししました。
帰国して体重測ったら5キロほど増えていました。恐らく大部分は浮腫だと思います。帰国した晩は夜中5回も起きてトイレに行きました。毎日フルマラソンを必死に走るのは私にとってはオーバートレーニングだったようです。あと、睡眠リズムが崩れているせいか、睡眠が浅くなっていました。マラソンしすぎも体に悪いですね。
今回のレースでなかなか出来ない貴重な体験ができました。レースで極限状態にさらされると、なんとかゴールに向かおうと必死になります。そうすると、自分が生きているのを強く実感できて、ゴール後の達成感にもつながりました。