今はリビングでひとり
君が寝ている寝室にいって横に寝たら
きっと抱きしめてくれるだろうけど
その温もりに自分が誤魔化されないようにひとりを選んだ
シャワーを浴びて、パジャマに着替えて、白湯にひとかけ蜂蜜を垂らした
ストーブの前に座って、音楽は柴田純
こういう気持ちの時の彼女のうたは格別にいい
それから、そう、読みかけの本を開いた
数行たどれば思い出す時間軸
何度も読んだから
そしてはっとする
【今、効果が切れてしまうと、私は途端に帰り方がわからない。誰のところにも行けない。本当に打ち明けたい痛みを誰にも聞いて欲しいと思えない。誰かといたい。そしてその心当たりが自分に誰一人としてないことに思い当たる。それは名前のある誰かではなく、誰でもいい誰かなのに】
(凍りのくじら/辻村深月)
自分をいちばんに愛してくれる、誰か
顔が出てこない、誰か
なんて私はばかなんでしょう
君が寝ている寝室にいって横に寝たら
きっと抱きしめてくれるだろうけど
その温もりに自分が誤魔化されないようにひとりを選んだ
シャワーを浴びて、パジャマに着替えて、白湯にひとかけ蜂蜜を垂らした
ストーブの前に座って、音楽は柴田純
こういう気持ちの時の彼女のうたは格別にいい
それから、そう、読みかけの本を開いた
数行たどれば思い出す時間軸
何度も読んだから
そしてはっとする
【今、効果が切れてしまうと、私は途端に帰り方がわからない。誰のところにも行けない。本当に打ち明けたい痛みを誰にも聞いて欲しいと思えない。誰かといたい。そしてその心当たりが自分に誰一人としてないことに思い当たる。それは名前のある誰かではなく、誰でもいい誰かなのに】
(凍りのくじら/辻村深月)
自分をいちばんに愛してくれる、誰か
顔が出てこない、誰か
なんて私はばかなんでしょう