ふいに落ちる


もうだめだ
全部嘘なんでしょう
あんまり考えずに言ってるだけなんでしょう
それでもその言葉に安心したり、幸せになったりした
自分がいやだ
結局前みたいには愛されない
あたしには妻としての価値も、女としての価値もないんだ
少し考えると、そのあとのことを考えて、何も言えなくなる
言われたらどう思うか、無駄に考えがめぐって何も言えない
むりだ
もうむり
苦しい
涙が出そうになる
なのに心はカラカラに乾燥して仕方がない
そばにある温もりに今日は流れてはいけなかった






だめだ

あたしはやっぱり、だめなんだ
今日は夜勤明け

仕事終わりの旦那様を職場までお出迎え

ふぃちこ(フィットハイブリット)のエコ運転にも少し慣れてきた


この時間に仕事が終わる旦那様って素敵だなぁ

まぁ稼ぎはあたしのほうがありますが(笑)


一緒にいられる時間は長い方がやっぱり、いい

前は帰る場所がおなじなら、っておもっていたけど、今はそうは思わない

ひとりのふとんは寒々しい


これだけは間違いなくふたり一緒の気持ち

ぬくもりに勝る幸せはないんだ、きっと
熱しやすく、冷めやすい
あたしの旦那様はこれだと思う


付き合うときは自分から、別れるときは相手から


それって、そういうこと


寝ながら云った

「飽き性でしょう?」

「うん、そうだよ」少し寝ぼけて答えた

「やっぱね」

「…でも、かなさんのことは違うよ。ずっと飽きないよ。守ってあげなきゃなぁって思う」

きゅん


「今日、電気で使うのなのにガス付けたかなさんみたら、ホントに俺が守ってあげなきゃなって思った」


…そこでかよパー


でもいいや

嬉しかったニコニコ