【感情は大事な成長要素】
~成長する人間の感情の在り方~


不安や感謝、悲しみや喜び、怒りや羨望などはとても、とても人間的な、自然な感情なのだと思います。

「感謝をしなさい」といわれて育つ子供もいるかもしれませんが、感謝そのものは、自然な感情なので、自然に心から湧き出てくるものです。
なので、どういった状態が感謝なのかを子どもに教えなければ、感謝を理解する事は困難。

これと同じく、悲しみや怒りも大事な感情。

悲しむ事ができるから、外に向かって悲しみを表現して、悲しみを処理する事ができる。悲しみは大事だと教わった子供は、大人になった時に、悲しみが健全だと思える。早く悲しみから抜け出せる。

もし、悲しみを否定され、悲しんではいけないと教わると、心に病をおってしまう原因になる。自分にふたをするから。

怒る事も同じく、怒ることを許されて育った子供は、大人になっても怒りに対して健全な態度でいられる。だから、怒りからの脱出が早い。
怒りは良くないもの、怒りを表してはいけない、怒りを感じてはいけないと、育った子供は、大人になって怒りをうまく処理する事ができなくなる。

こういったように、自然の感情は、それが「在る」ことで人間形成に欠かせない要素となる。

不安も悲しみも、意味があるから在る

喜びも悲しみも、人間の成長に欠かせない存在。

自分の中にある感情を大事にすること、ちゃんと見つめ、処理する事で、人は大きく成長するのだと思う。

誰かとくらべる為に感情があるのではなく、自分が成長するために感情を大事にしよう♪