
集団心理の実験にて…
(心理学者:ソロモン・アッシュ)~
ある紐の長さに対し、用意した紐から同じ長さのものを選ぶ実験をしました。
8人の集団の中で7人をサクラにし被験者を1人とします。
そして、2倍の長さの紐をサクラ全員に選択させたところ被験者1人は
その7人の意見に屈してしまったそうです。
1mmや2mmと微妙な差ではなく約2倍と明らかに長さが違うのに
正しい意見を捻じ曲げてしまう事は集団心理の威力の凄まじさを物語っています。
集団心理は人の思考をコントロールしてしまう力があります。
同じく、団体に見られる事で自分たちがあたりまえだと思っている事が、
その団体の外へ出ると通用しない状況は多く存在します。
地域活動などで様々な団体と接する機会がありますが、
やはり団体ごとの特徴というか、団体ごとの「常識」って言うのが存在したりします。
僕の知っている団体で、居酒屋さんで全裸になる団体があります(笑)
この行為自体は他人事に考えれば面白いです(笑)
しかし、居酒屋さんにしてみたらたまったもんじゃありません。
非常識もいいとこです。
他のお客様の迷惑になりますし、場所をわきまえることはあたりまえ(常識)です。
江戸時代ならば居酒屋で踊りながら裸になって大騒ぎ!
なんてのもあったかもしれませんが、現代では阿呆です(笑)
集団になった時に気を付けたいのはこの部分で、
とかく人が集まると何が常識で何が非常識か分からなくなります。
この集団心理が適正なのかどうかを判断できる、
第3者の視点で見れるのはリーダーの役目だと感じます。
そもそも、常識・非常識なんていうものは人間が作ったルールでもあるのですが、
大事なのは「バランス」だと思います。
リーダーはバランスを保ち、物事を判断していく。
そして間違った集団心理に「待った!」を掛けられる人だと思います。
集団心理、至る所にあるので注意深く見てみると面白いですよ♪