先週の日曜日にあたる4月22日、

僕らの地元で毎年開催される『勝頼公祭り』が開催されました。





甲州市大和町は武田家終焉の地として知られています。

勝頼が逃げ込み、最後を迎えた場所で、大きな戦場となりました。




昔から「狼煙」(のろし)を上げる習慣があるこの土地は、

戦国時代の合戦からの影響だと言われています。




僕が子供のころも、毎年12月になると山に登り、子供だけで山で一晩過ごし、

日の出と共に、山から狼煙を上げる風習がありました。

子供だけで山に泊まる事はとてもスリリングで、ワクワクして、

今でも僕の脳に鮮明に焼き付いています。




時がたち、子供が怪我をしたこともあって、いつの間にかその狼煙を上げる文化は

この土地から消え去ってしまいました。

もちろん、山に泊まる習慣もそれ以来無くなってしまったわけです。



この土地のシンボルでもあった狼煙。

この風習を再度復活させようという動きが出ました。




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『大和楽燦会』と呼ばれる地元の若い衆で形成されているチーム。

お揃いのTシャツも作り、日頃から清掃活動などに取り組んでいる会です。

狼煙の風習を復活させる事は、楽燦会にとって結成当初の予定には無かったと思いますが、

僕が会長をするようになり、地元のシンボルが欲しいという事で声をかけたところ

メンバー全員がとても行動が早く、思った以上に早い段階で実現に向けて動き出しました。





そして、のろし一発目を、地元では大きな祭りになる勝頼公祭りで

ど~~~ん!と、上げることになったわけです。



まぁ・・・

20年ぶりに上げるのろし・・・

煙まみれになりながら、何とか立派な煙が上がりました。

一発目という事では今回は大満足の結果ですね。



消防署や消防団の協力もあって、山の上での行事が、何とか無事に終了しました。




今後も楽燦会にて、のろしを上げる事を地元のシンボルとして取り組んでいきたいと思います。