彩side
「はあ、だる」
彩は制服に袖を通す。
約一年ぶりの登校。
それなりに緊張していた。
「行ってきます」
誰もいない部屋に向かってそう言い、
彩は家のドアを閉めた。
私の名前は山本彩。
今日から難波女学院の高校生や。
難波女学院には、小等部の頃から
おるけど訳があって中3の1年間は
休学してた。
友達なんて所詮上辺だけ。
作る気なんてさらさらない。
学校っていう環境自体嫌いやけど
頑張るしかないんや、。
あ、もうこんな時間や。じゃあな!
~1年4組・教室~
ガラガラ
教室がざわつく
<山本彩や>
<久しぶりに見たな>
クラスのやつらが私の事を
コソコソ言ってんのは聞こえてる。
はあ、くだらん。
さっさと席つこーっと。
って荷物置いてあるやん。
邪魔やな、
彩「なあ、荷物じゃまなんやけど」
美「え!?!?」
彩「え、やなくて」
美「あ、ああごめん」
彩「ん」
美「あ、うち渡辺美「興味ない」」
顔は笑ってるけど
目は全く笑ってへんかった。
渡辺美優紀か、、、。
あいつの笑顔は本物やない気がする。