今年は夏休みが短い・・・と感じているこどもたち多いよね。
小学生のこどもたちから
「休みが短いのに休み帳は同じだし、一研究もあるしさ・・・」
なんて声も聞こえてきます。
でも、休校もあって、勉強のことが心配。っていう親の声も同時に聞こえてきます。
不登校新聞の8月13日の記事を読んでちょっと心が軽くなりました。
「かたちだけ勉強は学力がつかない」半年以上の遅れを取り戻す方法
ちょっと読んでみてください。
・・・記事の中から・・・
だから課題が終わらなかったのはけっして親のせいではないし、子どものせいでもないんです。
もし課題が3割しか終わらなかったのなら、「3割しかできなかった」ではなくて、「この子には3割の量がちょうどよい」と捉え直すことが大切だと思います。
課題の量が適切なのかも考えなければいけないですよね。各家庭でできる範囲は変わってくるので、個別性に配慮のある課題になっていないことが一番の問題じゃないでしょうか。
でも先生も親御さんもどのくらいの量が適切かわからなかったというのが現実でしょうし、誰も経験したことのない事態のなかで、おたがいに悩んでしまったのではないかなと思います。
(以上、記事から抜粋)
・・・・・・・・・・・
休校になって自分の子が遅れてしまったんじゃないか。
勉強の習慣がつかなくなってしまって、遅れを取り戻せないんじゃないか。
ゲームやスマホばっかりやっていて、どうかなっちゃいそう。
注意するとこどもとけんかになってしまって、家の中がぎくしゃくしちゃう。
夏休みの宿題や課題ができないと、さらに遅れちゃうんじゃないか。
でも、親が先生の変わりはできない。ずっとこどもについていることもできない。
そんな不安な氣持ちがぐるぐる・・・なんてことありますね。
みんな手放しで安心している状態じゃないですよね。
毎年、夏休みの最終日に命を絶つこどもが増えるといわれています。
宿題だけじゃない、休み明けに待つさまざまな不安があることは確かです。
休みが終わる前に、ドキドキしてしまう体験を、きっと多くの人がしているのではないでしょうか。
(この記事を書いている私も、あと一日で夏休みが終わる今、正直ドキドキしています。)
宿題が終わっていなくても、課題ができていなくても、
こどものせいでも親のせいでもない。
勉強が遅れてダメになっちゃうんじゃない。
そう思って、少しほっとしたところです。
この記事の中には、休校で自分の子だけ遅れてしまったんじゃないかという不安や、
ゲームやスマホばっかりやってる不安にも触れています。
それから、こどもの興味を大事にできるかということにも。
・・・以下記事より・・・
「楽しい」とか、「好きだな」と思えば思うほど、自分から主体的に学んでいくという姿勢が出てくるんですね。
だから「子どもの興味関心をどれだけ大事にできるか」が、勉強や学力を身につけていくうえで何よりも大切なことではないでしょうか。
(中略)
ゲームだからスマホだからという理由で、子どもの興味を否定するのはもったいないです。学校で教わることだけが学びではないことを知っていただきたいです。
・・・・・・・・・・・
こどものことをちゃんと見る。
っていうのは、なにもずっと見張って勉強をさせるってことじゃないんだなあ。
なんて思いました。
最後に、この記事の中でお話をしてくださっている、緒方広海(おがた・ひろうみ)さんから親へのメッセージ。
・・・以下記事より抜粋・・・
――最後に親の方へメッセージをお願いします。
今は「その子にとっての必要な学力は何か」に立ち返って考えないといけないと思っています。
小さいころは将来どんな方向に進んでもいいようにまんべんなく教えようと、いろいろな体験をさせて詰め込みますよね。
でも本当は小さいころから得意なことを伸ばすほうが大事な気がするんです。
これからの世の中に適応していくためには得意なことがあるのは強みですし、必要ない知識をイヤがってでもやらせるのは勉強がきらいになっていく要因です。
身についたものをもって社会でやっていくと切り換えて、その子にとって必要な部分を必要なだけ学ぶくらいのスタンスがよいのではないでしょうか。
【プロフィール】緒方広海(おがた・ひろうみ)LITALICOジュニア チーフスーパーバイザー・公認心理師・臨床心理士。15年以上にわたって、乳幼児から成人期までの精神保健福祉、障害福祉の分野で幅広く心理臨床業務に携わる。現職では支援に関わる指導員への研修やスーパーバイザー育成の統括を担当している。
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こどもの学びってなんでしょう。
大人も考えていきたいですね。
夏休みが終わる前に、ちょっと親もほっとして、こどもも安心できたらいいな。って思いました。
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