こんにちは！栃木県小山市で、プライベートエステサロン・ラヴィアンローズをしている渡邉千春です。
サロンではフェイシャル、ボディ、妊活・女性ホルモンケア、よもぎ蒸しなどを行なっています。
【我が家にやってきたミニチュアシュナウザーの、愛犬モコとも絆】
以前、我が家にはシーズーがいたのですが、乳ガンで亡くなり、悲しみのあまり、その後は犬を飼うことが出来ませんでした。
そんなある日、「飼い手が見つからない犬がいるのだけど、もらってくれない？」と友人から電話がありました。
「犬種は何？」
「ミニチュアシュナウザー、眉毛と髭が長くて、おじいちゃんみたいな犬だよ」
心の中で、あまり可愛くない犬だなと思いました。
私は犬が大好きで、また飼いたいと思っていたので、検討してみようと思い写真を送ってもらいました。
写真を見た瞬間、一目惚れしました。
期待をしていなかっただけに、想像以上可愛くて、この子を飼いたいと思いました。
自宅に帰ると、両親に犬を貰いたいことを話しました、
前の犬が亡くなった時の辛さを覚えているので、初めは、犬を飼うのは、駄目だと反対されました。
両親とも、とても反対しましたが、私も諦めずに飼いたい気持ちを伝えました。
すると両親は、「好きにしなさい」と折れてくれました。我が家では、犬はいつも女の子しか飼わないのですが、モコも女の子だったので、何とか許しがでました。
初めは反対していましたが、もともとは犬が好きなので、飼うとなったらとても気になっている様子でした。
モコを譲り受けた友人から聞いた話です。初めは、あまり飼いたいと思っていない人の家に連れられていったので、まったく可愛がられていなく、ケージに閉じ込められたまま、ろくにご飯ももらえずに、虐待にあっていた子だという話でした。
そこで、私の友人は愛犬家なので、その話を耳にして、可哀そうに思い引き取ったそうです。
その友人の家には既に2匹のワンちゃんがいて、これ以上は飼えないので、貰い手を探していたそうです。
引き取ったときは、ガリガリに痩せていて、汚物にもまみれて、ボロボロの状態だったそうです。
動物病院に連れて行き、診察をしてもらった時には、栄養失調状態で痩せていたので、獣医さんに怒られたそうです。もちろん、その後、事情を話したそうですが。
見た目も汚れていて酷かったので、ちゃんと貰い手がつくようにとトリマーにも出して、ミニチュアシュナウザーのブリーダーさんにも見てもらい、生後半年ということが分かったそうです。
自分の家のワンちゃんではないのに、ここまでして挙げられるなんて、凄いことですよね。
とっても感謝しています。
その子をもらい受け、我が家に来た時に、私も初めて背中を撫でたら、背中の骨がボコボコと出ていたので、驚いて「ワァ！」と言ってしまいました。よく生きていたなといった感じでした。
我が家に来てからは、ご飯はよく食べていたものの、余り元気がなく、私たち家族にもすぐには、なつきませんでした。
生後半年の子犬なら、ヤンチャ盛りで、まだ人見知りもせず、無邪気でなつっこいワンちゃんがほとんどなのに、「おいで」と声をかけても、ケージの隅っこで小さく丸まっていて、ケージのドアが開いていても出てくることはありませんでした。
我が家では犬を飼うのは3回目でした、こんなにおとなしく、人になつかない子は初めてでしたので、驚きました。
色々なところをたらい回しにされてしまっていたり、虐待されていたこともあり、不安で怯えていてのだと思います。
家族で、きっと心の病気も抱えているのだねと話していたのを覚えています。
私自身も、全く人に興味を示さず、ケージのドアを開けていても、ずっとそこから動かないその子を見ていて、とても不安になりました。
元気になってくれるかな？ワンちゃんらしく、無邪気さを取り戻してくれるかな？
人を怖がらないで、好きになってくれるのかな？仲良くなれるかな？これから楽しく、一緒に暮らしていけるかな？…色々な不安が生まれました。
散歩に連れて行っても、外が怖いのか、アスファルトの上を一歩も歩こうとしませんでした。
母に、どうしたらよいかと相談すると、ワンちゃんは、木や草が生えている土の上が好きだから、そこに連れて行けば大丈夫だよと教えてもらいました。
そこまでは、歩いて行けそうにないので、車に乗せて自然の多いところへ行きました。
土の上ではようやく歩いてくれました。ワンちゃんの本能が目覚めたようで、好きに歩き回っていたので、その姿にホッとしました。
我が家に来てから数日が経ち、ある朝私が目覚めると、モコは私が起きたのを見て、ケージの中で、クークークーと声を出しながら、嬉しそうに短い尻尾を振ってピョンピョンと飛び跳ねていました。
早くケージから出たいよといった様子でした。
私はその姿を見て、ようやくなついてくれたことと、元気になって、ワンちゃんらしい姿を見せてくれたことに、とても嬉しくて、嬉しくて、凄く愛情が芽生えたのを覚えています。
『この子は、虐待に遭い、ご飯もあまりもらえずに辛い思いをしていたのだから、私が大切に大切に育てよう。そして、この子を絶対に幸せにしようと』思いました。
一度、心を開いてくれてからは、私にべったりでした。
朝起きると私の布団に潜り混んで来たり、飛び乗ったりして、朝は必ず起こしにくるようになりなした。
お漏らしをしなくなってからは、一緒のお布団で寝るようになりました。
もう、モコが可愛くて可愛くて、どんどん愛情が育っていきました。
そんな私たちの仲良い姿に、動物好きの父は嫉妬しているようでした。
毎日モコに夢中になって、父と取り合いをして、母に飽きれられたこともあります。
その後は、我が家にもすっかり慣れて、家族みんなになついてくれました。
この子は、ご縁があって、我が家にやって来てくれたのだと思います。
そしてこの数年後に、主人が亡くなり、悲しみに暮れている私をいつの側で、心から支えてくれたのがモコでした。
このお話は次回、ご紹介したいと思います
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