もうすぐおじいの命日です。 | ケロケロの散歩道

もうすぐおじいの命日です。

私の母方のおじいは5年前に亡くなりましたが、
小柄で、やさしくてとてもかわいいおじいでした。

父方の祖母は戦争で亡くなり、
母方の実祖母もかなり前に亡くなっているので
私にとって、たった一人のじいちゃんでした。

告別式の時、父達が想像していた以上に
参列者が多く、香典返しが足りなくなってしまい
慌てました。

おじいは我々が思っていたより、行動的で
交友関係も広かったようです。

お葬式の時、見知らぬおじい、おばあがやって来て
焼香したあとに、うちの母に色々話をしながら
沢山の写真を持って来てくれたのですが、
そこには我々の知らなかったおじいの一面がありました。

その老人たちは舞踊クラブのメンバーだったようで、
おじいもその一員だったとのこと。
写真には、女化粧をして日本タオルを頬かむりして
満面の笑顔で踊りのポーズをとっている姿や、
たくさんの仲間と一緒に笑っている姿がありました。

母の実母が亡くなってから再婚した継祖母は足が悪く、
少し気難しい人なので、おじいは自由気ままに遊びに行く
ことに気が引けていたのかもしれません。
ずっと内緒にしていたのです。

「ほんとにやさしい人だったんですよ~」
と語ってくれるおじいの友人たち…。

3月のホワイトデーが近づくと、
いつもおじいを思い出すのです。

※沖縄の告別式も結婚式同様、参加者多いです。地域の人はもちろん、子や孫の職場の人まで参列します。お香典の相場は1,000円。香典返しはハンカチやお茶など安価なものです。また七日(なんか)と言って、初七日から七ッ七日(シチナンカ)まで計7回、7日おきに法事があります。
その法事毎に色々やらなくてはならない事が決まっていて、最後50日目で一通りの法事が終わります。(その後、百カ日、1年忌と続く)