お礼状をいただきました | 小山自然育児相談所

小山自然育児相談所

母乳育児の方法は色々あります。  
あなたのおっぱいの状態と赤ちゃんの飲み方に合わせた、  
よりラクで長続きする方法をお伝えします。  
将来おっぱいの中にしこりを残さないように
調子が悪い時、早めに来所されることをお薦めします。

熊本地震募金の経過報告で寄付させていただいた
西原村たんぽぽハウスの斎藤さんより、
お便りをいただきました。

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ご支援下さった皆様へ

新緑の美しい季節です。
梅雨の前の爽やかな空気、青い空。
野焼きの後の若草色のとても美しい阿蘇です。
この度は私、齋藤、一個人に対して信頼いただき支援金を寄せて下さりまして本当にありがとうございました。
最初の大きな地震から一ヶ月半が過ぎようとしてます。
少し様子を報告せねばと思い少々長くなりましたがこちらでお知らせさせて下さい。
あの日から時の流れというものもゴチャゴチャになってしまったような感覚で始めの一ヶ月は過ごしました。
怖いとか悲しいとか味わう暇も無かったかもしれません。
被災の度合いそれぞれですが、おのおのが出来る事を必死に対応してその時その時を過ごしていたんだと思います。
笑顔を作って笑いながら周りを気遣い、隠れて涙して、、皆さんそうしてたと思います。
私は元々は関東で育ち、子育ての為に西原村に3年前に引っ越しして来ました。
こちらでの友達も増え、息子はやっと小学校にも慣れて2年生をスタートさせた矢先の事でした。 半年前に両親も神奈川から移住してきていました。
今回、両親の家が地盤が崩れて住めない状態になりました。
畑は地割れし斜面下へ崩れて1/3の幅が無くなりました。
家具は元の場所が判らないくらい動いたり倒れたり。
怪我が無いのが不思議なくらいでした。
その両親の家から直線距離だと5、600mしか離れていない私の借りてる家はほぼ無傷でした(地盤が固かったようです。)
しかし村の半数以上の家屋が半壊、全壊。道路も亀裂が入ったり落石があったり。
橋はほとんどが崩れ落ち道が無くなったり半分に割れたり(*_*) それでも帰れる家が残っている私は比較的余裕がある立場です。
子どもも1人ですし、何かしなくちゃと思いました。 (働き盛りの世代の男性の殆どが消防団に属しているか、役場等の人です。家族を置いて家に帰らず震災対応に追われてました。 子供たちとおじいちゃんおばあちゃんを守るのはお母さん世代の役割でした。女性はたくましい!)
それでも私が出来ることは少なかったです。
避難所ではおばあちゃん達に声をかけたり温かいお茶を飲んでもらったりしてそんな、ささやかなことしかできませんでした。
『何が必要ですか?送ります!』村外、県外の友人からよく声かけてもらいました。
『物って何が必要なんだろ・』自分以外の事はこんな時全くわからなかったです。
聞いてみても『もう充分…』という声。
でもそれは今生きていられてるから…ということなんです。
少し先を見通すことがなかなか出来ない日々でした。
明日のことも計画出来ない日々でした。
100人居たら100通り、必要な物が違う、、だけど皆きっとお金が必要、、。
私自身は消費社会、経済主義から出来るだけ離れた生活を送りたいと模索している最中でした。
でも今回、皆様から声をかけて頂いて、それなら遠慮せず温かいお金をお預かりして届けたい、、縁を回そう!と思い、支援金を募りました。 (前置きが長くなりました、、)
Facebookで拡散しない方が良いとか、税金がどうのとか、寄付して下さった方に迷惑がかかることもあるよとか、聞いてどうしようかとも思ったのですが。。
帰れる家が無くなった人、仕事が無くなった人、一旦引っ越しし、壊れた我が家に通う人、傾いてしまった家を残し村を出た方(大家さんが取り壊しを決め出て行かざるを得ない、他に住める家が近隣に無い。
家は大丈夫だけれど道が無くなってしまい帰れない。
崖崩れの心配があって住めるか不安、、)様々です。。
そういった厳しい状況の、友人に、お見舞をお渡ししています。
村民全員ともいかず、、ではどうしたらと思った時に、私と縁あって繋がってくれた方からの温かいお金を、私と繋がってくれてる方々へお渡していってもいいのかな、、と考えました。
水道の復旧見込みが立たない地区では古井戸を掘り起こしました。
水を汲み上げるポンプの購入代金、整体師さん、ハンドマッサージさん、子供たちの見守りボランティアさん、出張ヘアカット等々ご協力頂いた方々へのお礼にも使わせて頂いてます。
地域の神社が粉々になりました。
神社へもお渡しできそうです。
受け取っていただいた方々は本当にありがとうと喜んでくれてます。
皆様が寄せて下さった、その思いが私達を元気付けてくれてます。
遠くから応援してもらえてるって、、嬉しいです。
元気と勇気の源となっています。
ありがとうございます。
村では遅くなってた田植えが始まっていたり、道に元気良く育ってた草が刈られたり、蛍が綺麗だったり、、日常を出来るところから取り戻しているところでもあり、被災地に暮らすという非日常に慣れてきている時でもあります。
まだスタートしていませんがすこしずつ復興していけるように私も出来ること探し続けて行こうと思っています。
皆様がいつか熊本を訪れてくださる時がきたら、美しい阿蘇の大自然をご案内させて下さい。
熊本震災募金_斎藤さん達