こんにちは。

おやこ遊育らぼ　井本　綾です。

ご覧いただきましてありがとうございます。

今回は、おうちモンテッソーリをするうえで、知っていた方が良いことその２です。

それは、子どもの学び方を知ることです。

子どもはどうやって物事を学習、吸収していくかということなんですが。

子どもの学びとは、

五感を使って、体験、経験などの動きをともなう

ものです。

私たちが今まで受けてきた教育の多くは、

大人　→　子ども

という図式のように、大人が子どもに何かを教えるという形が多くを占めていたと思います。

なんですが、

モンテッソーリ教育では

環境（人）　←→　子ども　←→　環境（物）

というように、環境（人や物）が子どもと相互にかかわると考えます。

なぜなんでしょうか。

それは、

大人は抽象的な学び、聞いて理解することができるけれど、

子どもはやってみないとわからないからです。

例えば、

「今日はナミアゲハを学びましょう。これが写真です。さあ、公園で探してみましょう」

と課題があったとします。

まず大人であれば、蝶々がどんなものかが想像つきますよね。

だから、花や草木の周りをとんでいそうだなとか、

写真を見れば、ナミアゲハの飛んでいる姿を想像するのも難しくはないかなと思います。

これは、今まで培ってきた経験、体験がなせる業なんです。

だから、聞いたらすぐに想像できるんです。

また、行動に移すことも容易です。上記の例ですと、見つかるかどうかは別として、大体の目星をつけて探しに行くので、やみくもに探すということにはならないと思います。

では、子どもの場合はどうでしょうか。

なんとなく想像がつくと思いますが、上記の説明だけでは想像もできませんし、行動にも移せません。

まず、蝶々を教えるところから始まります。

では、どうやって覚えていくのか。

子どもは見ただけ、聞いただけではわからないので、体験や経験を伴いながら学んでもらいます。

（図鑑を見せて、これが蝶々と教えることでも蝶々という単語は覚えますが、実質的な学びにはつながらなく、今後の応用をしにくいので、具体的な学びをお勧めします。）

ちょっと面倒で時間はかかりますが、

蝶々が飛んでいそうな場所に連れて行って実際に見せること

これを繰り返して蝶々を学んでいきます。

「蝶々ってひらひら飛ぶんだ」

「蝶々って花に止まるんだ」

「蝶々って草花のあるところにいるんだ」

などなど、

教えるというよりは見て感じて覚えるイメージですね。

そこで、この図が登場します。

環境（人）　←→　子ども　←→　環境（物）

大人が蝶々のいる場所へ連れていき、蝶々が子どもにそれを教えている

どれもが相互に作用していますよね。

こんな感じで、子どもは実体験を伴い、五感を使って学びます。

そこで学んだものは忘れにくいですし、その後に応用のきく知識として定着していきます。

今回は、子どもの学びは、五感や動きを伴いますというお話でした。

私は、おうちモンテッソーリを行ううえでこれを知っておくのは大切だと思っています。

最後までご覧頂きありがとうございました。

おやこ遊育らぼ

井本　綾

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おうちモンテッソーリ②【学び方を知る】