ここのところ、卒業式の実行委員で、学校から帰るのが、毎日遅かった息子。
『絶対、○○(担任の先生)、泣かしたんねん』
と意気込んでいました。
ゆうべは、9人の友達とメールで、打ち合わせ。
卒業式当日、つまり今朝は、いつもより30分早く、学校へ向かいました。
さて、そんな準備の後。
今日の卒業式は、涙、涙でした。
最後の卒業生のパートでは、まず各クラス代表の女子が、作文を読みます。
二人とも、中学校生活を、自分の言葉で正直に、綴っており、涙なくして、聞くことはできませんでした。
息子の通う中学は、事情のある家庭も多く、価値観も多様で、エネルギーの持っていく方向を、うまくコントロールできない生徒が、多くいます。
先生方も、本当にご苦労されたことと思います。
迷惑かけた生徒たちも、それをわかっていて、先生、友人や親への感謝のことばあふれる作文に、あちこちから、すすり泣く声が聞こえていました。
続いては合唱です。
全部で3曲あり、2曲目は、女子生徒がピアノを弾きました。
曲と曲の間に、生徒達でマイクを廻して、先生の名前を呼びながら、感謝の気持ちを伝えます。
女子の声が、数人続いて、男子のトップバッターは、息子でした。
テニス部の顧問で、数学の先生に、修学旅行のときの、お礼を伝えて、どっと笑いをとっていました。
校長先生は、卒業証書授与のときから、泣いていましたが、合唱の頃には、ピークを迎えていました。
校長先生の名前は、担任の先生たちと同じくらい、頻繁に(生徒たちの感謝のことばに)登場していました。
そして、式は、滞りなく、終わりました。
やんちゃな学年で、息子も殴られて、病院で脳のCTを撮ったり、ということもありましたが、学校生活は、本当に楽しかったようです。
息子は、ずっと、卒業を寂しがっていました。
卒業後は高校に進学せず、東北の復興のお手伝いに行く生徒さんがいます。
また、息子のクラスには、福島県から転入してきた子もいます。
自分のことだけでなく、人のことも考えて行動できる、大人に成長しているんだ、と改めて感じました。
進学先も皆バラバラで、この先進む道は違いますが、それぞれ自分のしたいことが、みつかりますよう、祈っています。
いい卒業式でした。
先生方をはじめ、関わってくれたお友達、今までありがとうございました。
親としても、少し、ほっとした思いです。