2011年デビスカップは、スペインが優勝しました。
特に、両チームのエース対決となった、第4戦のシングルスは、本当に素晴らしい1戦でした。
初日に、ダビド・フェレールが、フルセットの末、デルポトロから1勝しました。
激戦の後遺症が、デルポトロの、両足太もものテーピングに窺えました。
ファースト・セットは、そのデルポトロが素晴らしい攻めをみせ、6-1で獲ります。
続く第2セット、第3セットはナダルが獲って、このままナダルが(流れを)持っていくかと思われたところ、第4セットはデルポトロから、5-3とリードします。
スペイン・セビージャのオリンピックスタジアムで、インドアのクレーコートで行われた決勝戦。
どちらもスゴイ応援で、選手たちが、なかなかサービスを打てない場面もありました。
しばらく静かだった、アルゼンチンサイドが、沸き立ちます。
ここから、ナダルが追い上げ、6-5とします。
が、デルポトロが渾身のウィナーを決めて、試合は、タイブレークにもつれ込みます。
最後は、ナダルが7連続ポイントを連取し、スペインに勝利をもたらしました。
優勝を決めたナダルは、コート上で、大の字に倒れ、喜びを表現した後、泣いているデルポトロのところへ駈け寄り、健闘を称えます。
さらに、そのままアルゼンチンサイドへ行き、ベンチの1人ずつと、順番に握手を交わしました。
それから、自分のチームメイト達と喜びを分かち合っていました。
個人的には、第3戦、ダブルスのナルバンディアンが、よかった。
スペインチームのエースとして、2勝を上げた、ナダルのフィジカル、メンタル両方はもちろん、ダビド・フェレールの粘りも、素晴らしかった。
ホームのクレーコートで試合、と聞いた時点で、スペインのための、試合になることは、予想できたけれど。
デ杯で活躍した選手が、来年大きく飛躍することを、楽しみにしています。
今年のシーズンもこれで、終わりなんですね。
先日、とんねるずの「食わず嫌い王」のコーナーに錦織圭選手が、出てた時も、思いました。
オフシーズンなんだなぁ、って。
来年は、日本もワールド・グループ復帰で、2月にウクライナとの対戦も決まっています。
ゆっくり、休養をとって、来年もワクワクさせてください。