気がついた時にはうずくまってた。

何してるんだろうって思って声かけたら

「苦しい」って。

えーんえーんえーんやばーい!何かがヤバーい!

救急車呼ぼうか?って言っても

「まだ大丈夫、しばらくしたら治まる」って。

いやいや、こんなの初めてやん。

もう呼ぶよ!って言っても「待って」って。

胸が苦しくなったらしいが、感覚も悪いって。

「昨日からおかしかった」って。

えーんえーんえーんそんなことも気がついてやれなかった。

とにかく初めての姿。もう無理。救急車呼んだ。


左側が痺れて動きにくいらしい。

意識はしっかりしてた。救急隊員に答えてた。


病院に着いてから長かった。。。。。。

親父君のところに言ったら「足も動かん」って。

「手も変」って。凄くイジケてた。

大体の想像がつく。親父君も同じ思い。

しかし、アタフタしても仕方ない。

明るく接したが。。。。イジケる親父君。


倒れるまでは仕事してたからね。

家に帰ってきて1時間位の出来事だったし。


まぁ、半身不随になってもなんとかなる!

って、私が思った。支えていけばいいだけ。

とてつもない明るさで大丈夫大丈夫!って。


そこから検査が始まった。

2時間半くらい経って主治医からの軽い説明。

肺に悪いものが。。。脳にも悪いものが。。。

恐らく肺からの脳への転移。。。と思われる。って。

半身不随どころではなかった。

ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン


告知ってこんなにアッサリしてるの?

ガンって言葉をアッサリ聞かされた。

終わった〜〜〜〜〜えーんえーんえーんと思った。


親父君のほうがショックなのは分かってるが。

半身不随かも?って時も「まさか俺が?」って。

「最悪やん、もう。。。。。」と、言ってたのに

ガン宣告されて、「はぁ。」って、なるよね。


コロナのせいで面会禁止なので病室には行けず

励ます言葉も何も伝えられず。

唯一、携帯で2分ほど喋れて、、、、、

夕飯食べてなかったからお腹空いたやろ(笑)って、

私が言って。。。明日の朝沢山食べてって言った。


もう22時過ぎてた。

病院に居ても役にも立たないから帰った。

歩いて帰った。バスにも乗った。また歩いた。

救急車で来たから遠い病院だった。


夜は眠れず朝の4時頃寝て。。。。

仕事は2日休むことにした。


1人の静かな寂しい部屋に帰ってきたとき、

親父君への思いが溢れた。。。

あれ?いつもは居て当たり前の存在だったのに

居ない。ん?仕事が長引いてるか???とか

寂しさ紛らわしてみたけど無理ね。

家のことは親父君が全部してくれてたから。

私は役にも立たない、あほ妻よ。


ってことで、記録を付けていこう。

吐き出すことで少しは元気になれるかも。

やり場のない不安も軽減できるかも。

良く分からんけど。かくことにする。