植村直己冒険館 | やぶんひとりごつ

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2000年、リーマン辞めて京都へ。お寺に居候すること五年間。
その日々の事あれこれ…これまでとこれからのこと。
でも実際は現在東京在住戻りーマン。一方でリアルジャパニーズ目指します。
泣かず飛ばずの「おやぶん」日記、始まるよ!!

多分、日本で一番有名な冒険家と言ったら「植村直己」さんの名前が出てくると思う。

今月号のビーパルの付録には、植村直己さんの最後のインタビューとなった本がついていた。
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矢印「植村直己と山で一泊」
植村さんとビーパルの編集部が、山で一夜を過ごして彼の冒険についていろいろな話しが聞ける。

ボクは植村さんの著書でその冒険を一端を知っているのだけれど、相方は著書の殆どに目を通している。本棚には彼女の愛読書である文庫が並ぶようになって、ボクも手にとったものや、そうでないものも含めて我が家には植村さんの著書が並んでいる。

そして事あるごとに板橋・蓮根にある「植村直己冒険館」へ行きたいと話していた。



ココのところ話題に登って来なかった植村さんが取り沙汰されたのは、ビーパルの付録がキッカケ。

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「植村直己冒険館」に行ってきた。

蓮根の商店街の中にスッカリ溶け込んでその施設はあって、うっかり通り過ぎてしまった(笑。

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入館料は無料!!

いいのだろうか??

あまり広くない館内に入ると、受付の女性は「お二階へどうぞ」と、入館料もないのだから無理もないのだが、全くモチベーションを感じない仕事っぷり(笑。

まぁ兎も角二階の展示スペースへ

階段から植村直己年表になっていて、それぞれの記録を彩るパネルが展示されています。
「青春を山に賭けて」などの著書で記されていたアルバイト時代の農園やスキー場での写真。
見ていると著書の記述が蘇ります。

二階では、今回グリーンランド縦走の展示。
入り口には国民栄誉賞の盾と賞状、そして記念品の壷があり
そのとなりには、当時ニコンが植村さんの為に特別に開発した-30℃でも正常に機能するチタンフレームのカメラ。
今みたいに軽く、高性能で操作性も良い装備がなかった時代の技術者と冒険家の魂がそこにあるようです。予備機も含めて数台作られたカメラは、一級資料でもあります。豊岡の記念館には、ボディに傷などが入ったカメラがあるんだと横にいた相方が教えてくれました。

他にもメモが残るグリーンランドの地図や・・・

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特別に発注、生産された四層式かつコンパクトなテント。カッケー♪

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犬ぞりのレプリカには座ってみることも出来ます。


無線機や衣類、奥さんのメッセージの入った犬ぞり用の鞄。
当時の冒険の苦労が忍ばれます。

ですが、壁に貼られたパネルの中で氏は笑みを讃えます。
苦しい、厳しいことをやってのけた時の楽しみや喜びがたまらない。
展示場で流れるDVDで植村さんは照れながら笑っています。

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一階は資料室になってます、山や旅や冒険に関する著書が手に取れます。
テーブルもあるんで、ゆっくり閲覧して山行のミーティングなんかに使えそうです。
因みに前述した「植村直己と山で一泊」のオリジナルも棚にありましたグッド!

クドいようですが、入場料無料!!
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