12時間向こうのお師匠。 | やぶんひとりごつ

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2000年、リーマン辞めて京都へ。お寺に居候すること五年間。
その日々の事あれこれ…これまでとこれからのこと。
でも実際は現在東京在住戻りーマン。一方でリアルジャパニーズ目指します。
泣かず飛ばずの「おやぶん」日記、始まるよ!!

7時間と仮眠分の5時間を加えた12時間の向こう側に居たお師匠さんは、「基本中の基本ですから」とやんわりとボクに釘を刺した。

普段から慣れた動作が、癖となって、固まって…
いつの間にか「なまる手」に落ち着いてしまったボクを刺す。


真剣で切りつけ合う様な稽古だった。
「なまる手」で隙を与えてしまったボクは無残に一刀両断されたのだ。


12時間の向こう側に恐ろしく静寂な稽古があった。
四廻りも向こう側のお歳のお師匠さんの優しくも未だ鋭い緊張感に出会った。