
それは私が小学3年生の時に起こった事です。
夜、私は母の部屋で母と喋っていました。
ふと気付くと当時飼っていた猫が、猫用の出入口に向かって威嚇しています。
猫用の出入口は透明なプラスチックでできており、センサーのついた首輪をしている猫が通ると開くというものでした。
野良猫が入ってこようとしているのかな?と思い、私はプラスチックの扉越しに外を覗き込みました。
その瞬間背中に戦慄が走りました。
外から、ニヤニヤ笑う青白い女性の顔が部屋の中を覗いていたのです。
夏なのに冷水をかぶった感覚です。
一瞬目が合い、驚いた私はすぐさま視線を外しました。
まぁ鍵を忘れて家に入れない姉(生きてます)だったんですけど。