犬の叱り4 | OXALIS&Dogs#**新潟市 犬のデイケア&ケージレス ペットホテル,ドッグトレーニングPalma**

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ドッグトレーニングやPalmaの日常、看板犬ぷりんとのお散歩などについて綴っています。

◆近況

ゴールデンウィークが終わり、先の土曜日は久々の終日OFFでした。

(法事だったので完全にOFFとも言えませんが(笑))


いつも犬達に囲まれて過ごしていたので、OFFの日はなんだか少し淋しく感じてしまいました。


こういうのもワーカホリックと言うのでしょうか?(笑)



◆本文


つづきです。


まずは、犬を制する(叱る)方法についてです。

これまでも何度か同様のことを書いていますが、少し詳しく書きます。


①リードを短く手繰りながら、素早く犬の前にクルリと周り込む。

②犬の正面に面と向かって立ちはだかる(この時重心はニュートラル)。

③この時「あ゛っ!!」等の特に意味を持たない言葉を発する。

④興奮が収まらない場合、ハンドラーは徐々に重心を前に。


⑤それでも制止出来ない場合は、スリ足(犬の足を踏まないため)で犬を後ろに押し下げる。


これを

・「その都度」

・「即座に」

・「止めるまで」

行うのです。




解説します。

①リードを短く手繰るのは、長いままだとバタバタとして制止が難しいためです。また、素早くクルリと回り込むのは、犬を「ハッと」させるためで、これだけで効果が違ってきます。


②正面に面と向かって立ちはだかるというのは、実はそれだけでかなり強い否定のボディランゲージとなります。この時ハンドラーは「落ち着いている」ことが重要。決して「慌てふためいて」はいけない。


③「あ゛っ!」等の言葉と「行動を制止」することを関連付けて学習させるためです。この関連付けが出来てくると「あ゛っ!」という言葉だけで制止できるようになってきますが、これをトレーニングをして教える方がより効果的です。


④重心を前というのは、犬に対して、

 ・直ぐにでも向かって行くことが出来る。

 ・顔(牙)という武器を近づける

という、2つの意味でのプレッシャーとなるため、「徐々」に重心を前にしてゆきます。ですので、前屈みになるのはプレッシャーが強すぎる場合があるのです。


⑤最終手段です。

犬を押し下げることにより、最大限のプレッシャーをかけるとともに、対象との物理的距離を開けることで興奮度を下げます。



◇「その都度」

同じ行為に対して、「叱ったり」「叱らなかったり」では犬が混乱し、ハンドラーは信頼を失います。


◇「即座に」

出来るだけ早い段階で、出来れば完全に「吠える」等の行動に移る前の興奮度の低い時に制止すれば、強いプレッシャーをかけずに済みます。


◇「止めるまで」←重要!!

行為を止めて落ち着いてハンドラーに集中出来る状態になったら「穏やかに褒めてオヤツ」をあげるためです。誉める時は、上体を立てて重心は後ろ。プレッシャーを解除して肯定の意を示します。

ここで誉める状態に至らなければ、「叱る」だけで終わってしまい、「正しい状態」を教えることができません。結局のところは、この状態に導くための「叱り」です。

興奮した犬は何も学べないのです。この時、アイコンタクト~オスワリの指示に従えるのかが一つの目安になります。



トレーニングで「する」行動に「オヤツ」を使用しているため、「褒めてオヤツ」ですが、犬の場合のご褒美は「愛情」です。



叱りを受け入れた犬に対して、犬達は体を接して寛いだりと優しく「愛情」を持って接しているのです。いつまでも根に持ったりはしないのです。

「叱り」「叱られた」犬達が仲良く並んで昼寝をしたりしているのです。

これには、いつも驚かされます。


これは、私達人間が犬達から学ぶべき点の一つでしょう。




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