カラー&リードに頼らない | OXALIS&Dogs#**新潟市 犬のデイケア&ケージレス ペットホテル,ドッグトレーニングPalma**

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OXALIS&Dogs♯ **新潟市のドッグトレーナー櫻井 敬典のブログ**
新潟市 中央区 犬のデイケア&ケージレス ペットホテル
・ドッグトレーニングの店舗Palma(パルマ)店主のブログ。
ドッグトレーニングやPalmaの日常、看板犬ぷりんとのお散歩などについて綴っています。

◆近況

台風が近づいているので、フェーン現象で新潟は夏のようです。朝晩はエアコンいらなかったのに、昨夜は夜中に汗びっしょり、暑さで目が覚めました。そんな中、入院していたぷりままが一時帰宅。ぷりんは大喜びで踊ってました(笑)。ちょっとしたお祭り騒ぎが終わると、いつもの場所で寝始めました。きっと安心したのでしょう。


◆本文

今週に入ってから試していることがあります。


お散歩時にカラー&リードに頼らない


というものです。ヴィベケ・S・リーセ氏のセミナーで学んだことを私なりに実践中です。私が自分に果たしている修行のルールは以下のとおり、


 ・ハーネス使用

 ・リードを引かない(リードの合図も使用しない)

 ・コマンド&コマンドに対応したハンドシグナルを使わない


これを実践してみると、如何に「カラー&リード」に自分が頼っていたかを思い知らされます。


いや、マジで修行です。ハーネス使用時でもリードの合図で犬をコントロールするのに慣れていた私ですが、最近は「カラー(首輪)の位置による合図への反応の違い」を試すため、ぷりんにカラーを使用していたのです。ですので、最もコントロールしやすい位置にカラーを装着して、各種トレーニングしたコマンドやリードの合図を使用していたものですから、上記の条件は要領を呑み込むまでちょっと苦心しました。「えーと、ヴィベケ氏はどうやってたっけ??」などと思い出しながら、帰ってノートを見て確認したりしていました。


・リードに頼れない → 「声や音・体の動き」で犬の注意を引く

・コマンド&ハンドシグナルを使わない → ボディランゲージで意思を伝える


上記を実績するためには、「犬のボディランゲージを読むことが不可欠」となります。まず、犬の心理状態を把握しなければなりません(犬を止めるタイミングや犬を褒めるタイミングを逃さないためです)。さらに、犬にボディランゲージで意思を伝えるためには、犬のボディランゲージを理解して「犬に解かる方法」で伝えなければならないのです。


とにかく、声や音を出し、体を使います。そして同時に犬を観察しつづけるのです。リードに頼れないのでとにかく体を使います。リードを使うのは犬をその場に止めざるをえない場合のみです。横着できないのです。

ですが、ちょっと解かってくると「ああ、犬とコミュニケーションしているなぁ」という実感がもの凄くあるのです。まだ少ししかできませんが「ボディランゲージによる会話」が成立するのです。


もちろん、ボディランゲージによる指示に従った場合は褒めて(実は褒める時の重心も大切なんです)オヤツなんですが、この時、オヤツにこめる気持ちの重さが違うのです。


突然、カラー&リードのコントロールからボディランゲージによるコントロールに変えた(実は、どんな反応をするのか興味があった(笑))のですが、ぷりんは案外と直ぐに馴染みました(つまらん)。ただし、カラーを使用しないと、ちょっと我が強くなり意思表示をする傾向があります。カラーを首の高い位置に装着することは、犬にとっては「頭の向きをコントロールされる」ことなので、「従順」な心理なる傾向があるのかもしれません。


もちろん、コマンドやハンドシグナルによるトレーニングもオフリード時に継続しています。こちらは楽しい遊びの中でのトレーニングにしています。


念のため書いておきますが、ドッグトレーナーのパートナー犬はこういった様々なトレーニングの実験台になるのに慣れていますが、通常はいきなり全面的にトレーニング手法を変えることはちっともおススメしません。今までの方法で上手くいっているのであれば、そこに付加してゆくような形で取り入れてゆくのがベストです。