こんな時にとは思いますが…



気持ちが落ち着かないのでブログを書いて

なんとか気持ちを保とうと思います…



先週末、実家に来たあとから大変でした



火曜日の朝、

父は久しぶりに少し食欲が出たようで、

新聞広告を見て


「これが食べたい」


と言って注文したようです。



実際には食べられなくても

食べたいと思える欲が

出てきたのはよかったー



と思っていたのですが



その日の午後になって突然



言葉が出なくなり右半身が麻痺して

きたようです。



先生に連絡して来てもらい

診てもらいましたが

もうどうすることもできません…



それからが大変でした



父が何かを伝えたくてもわかりません。



「あー、うー」と言いながら

何かを言うけど何を言ってるかわからず

母は悲しみとてもつらそうでした。



父も自分で何がおきたか戸惑い

初めて取り乱したようです。

余命宣告を受けた時でも、

どんな時も冷静で、

取り乱すことなんてなかったのにあせる



最初のうちは

母があいうえお表を作り

指さしをしてもらって意思疎通をはかろうと

しましたが、腕をあげて字を探して文に

するのが体力的にも大変なようで

手で払って嫌がったようです。



でも、一度使ってくれたときには…



「頭がおかしくなった

施設に入れてくれ…」だったようです汗



それからは、

「あーー」と言いながら

伝わらないことがじれったいようで

イライラしているようでした。



私もすぐに実家に行きましたが

私が行った時にも何か言いたそうなのに

わからず本当につらく悲しかったです



そのうち父は目がほとんどあけられなくなり、

動いていた左足も動かなくなり

唯一動いた左手だけでなんとか

コミュニケーションをとりました。



暑い?寒い?痛い?…

などを聞いて、

YESだったらOKを出すのです。



私が来たよ!わかる?

と聞くとOKしてくれました。



もう、これでしか父の気持ちはわからないけど

体は弱りながらもやっぱり頭は

しっかりしているので

YES、NOで答えられることだけは

左手で教えてくれました。



でも…

父のやりたいこと、気持ちが全くわからず

父が一番つらいと思うけど、

家族も本当につらかったですあせる



私はもう泣かずにはいられず母に



「お父さんが悲しむからお父さんの前で

泣くのはやめなさい」



と何度も注意されました。



そして…

先生と母で話し合い



父がつらくないように…と決めました



最後まで父は痛みなくはきましたが



自分の体が動かなくなり、

気持ちがしっかりしているのに

伝えられなくなり、本当につらかったと

思います。



先生が父に確認をしました。



「痛いところはある?」


父「パー (NO)」


「今、すごくストレスに感じてる?」


父「OK (YES)」


「まだこのまま起きていたい?」


父「パー (NO)」


「ゆっくり寝て楽になりたい?」


父「OK (YES)」



確認のため

最後の質問はもう一回聞いてくれました。



やっぱり同じです…



私は大泣きし続けていましたが


母が

「お父さんが望んでいるんだし

お父さんのためだと思いなさい!」



と説得され



意識のある父と今朝お別れをしました泣くうさぎ



意識がある時には

一番伝えたかった「ありがとう」は

言えませんでした。



父が意識がありわかっているのに

お別れの言葉みたいで言うのが

嫌だったのです。



「お父さん大好きだよ」は言いました。


そしたら父が

OK (わかった)(わかってる)」



と出してくれました泣くうさぎ



手を握って

「ぎゅって握り返して!」と言ったら



弱っているのに

こんなに力が出せるんだと思うぐらい


ギュッーと握ってくれました



思い出すたびに大泣きしてしまいます泣くうさぎ



父の手、絶対に忘れません



父は今は、嫌なことを考えずに

ゆっくり寝ていると思います。



これから父との本当のお別れを

迎えなければなりません