前回は無在庫メリットについてまとめました。

それではデメリットにも触れていきたいと思います。
まあデメリットを一言でいうなら
サスペンドリスクが伴う、ということでしょう。

原因としては

1 出品に伴う危険性

何も考えずにデータだけ集めてきて
大量出品してしまうとまず警告が来るでしょう。
その理由は知財に関するものであったり、
商材自体に問題があったり(危険物、アダルトなど)、
様々です。
欧州Amazonなどは一定のメーカーを出品してしまうと
一発サスペンドになってしまったりします。
また出品は出来たけども、輸出または輸入できなけれ
ば出品したことでキャンセル率が上がり、
結局はサスペンドリスクにつながります。

2 在庫をコントロールできない危険性

仕入れ対象である市場の在庫や価格は
日々変動していますので、それに合わせて
自己出品の価格改定も
きっちり行う必要があります。
Amazonでツールが情報取得してくれたとしても
元々のカタログの情報不足で正確なデータが取れない場合も
あります。
そのようなケースを想定していないと
赤字価格で販売してしまうことになりかねません。

3作業量に追われる危険性


無在庫の場合、仕入れてから発送するパターンであること、
そして輸出入の場合は到着までに
時間がかかることから、売れてからの迅速な対応(仕入れ~発送
)というのは非常に重要です。
滞りなく発送を行うためには休めないです。(仕組化、組織化するまでは)

でも、その心掛けがアカウントヘルスの維持にもつながるのです。
そして、単に休めないだけでなく、
物量が多くなると作業量も比例して増えるのです
また商品がいつまでも届かないということは
購入者にとって大きな不安にはなるので、
問い合わせも増えます。
顧客対応も含めての作業量が増えることは必須です。

無在庫の場合、上記のサスペンドリスクが高まる
ということにほぼ尽きるのですが
もうひとつ赤字に気付きにくいことが挙げられます。

計算上は、重量や容積を考慮して送料設定しているので安心していると
実際は想定以上に送料がかかっていた、
売れて入金があって回っているけど
赤字で売りまくっているという商品があるかもしれません。

もちろん赤字が出ることも含めて
トータルで利益を出せばよいのですが、
何も継続して赤字商品を売る必要はないのです。

特に輸出の場合、日本セラーの相場に安易に
価格を合わせていると
非常にもったいないことになります。

これらのリスクを最小限にするためにどういった対応が必要なのでしょうか?