なにかになりたい
わけでもなく
なにかをしたい
わけでもない
ルールというかごのなかで
わたしは
なにかしらにいかされている
どこかにいきたい
わけでもなく
どこかをみたい
わけでもない
じょうしきという風車を眺めて
わたしは
なにかしらに引きずられている
ポッカリと空いたかのような
中途半端な
この心地
わたしは…
ただただ静寂をもとめる
生きるという騒々しさも
死ぬという賑やかさも
いらない
声も鼓動も音もない
真っ白な空間はないものか
誰も居ない真っ暗な空間はないものか
視線の無い
意味もない
形もない
無地紙一枚で済まされる
そんな
ものには
なれないか
梟霊