声を置いてきた
群青色の空の下
想いの限りを閉じ込めて
いつの日か
この場所に誰かが訪れ
聞いてくれたなら
心残りはない
心を置いてきて来た
全てが黄金色に燃える空の下
何も考えず叫んでそこに刻んだ
いつの日か
この場所に誰かが訪れて
眺めてくれたなら
きっと
私と同じ笑顔になるだろう
思い出を置いてきた
白金色の空の下
焼き焦げたアルバムを
名を刻む石とともに埋めて
いつの日か
この場所に誰かが訪れて
私の名を呼んでくれたなら
もう
この場所に留まる必要はない
真っ白に
真っ白になっていく
裏腹に
閉じていく瞼の裏は
真っ暗で
あぁ・・・
生きたと
言えるだろうかと
問いかける
動いているかも曖昧な鼓動を
迎えの鐘の音に例えて
私は
真っ青な空の下
訪れた誰かの
偶像となる
それが
誰も見向きもしない無名でも
きっと
泣いてくれる一人のために
微笑み続ける
小さな
小さな
偶像にね
by梟霊